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131巻4号 2017年9月25日 p.579-585
 病棟栄養士のためのベーシックセミナー 経腸栄養編  
敗血症に対する経腸栄養
藤田保健衛生大学医学部 麻酔・侵襲制御医学講座
柳 明男,中村智之,西田 修
 
はじめに  
 栄養なしでの生存が不可能であることは自明であり,適切な栄養管理はすべての治療の土台となる.敗血症などの高度侵襲下では,神経内分泌系の賦活化やサイトカインなどの免疫応答により,エネルギー代謝と異化反応がともに亢進する.適切な栄養療法が行われなければ,免疫力や創傷治癒力の低下と体組織の崩壊が進行し,病態の悪化を招く.異化は侵襲にさらされた生体では必ず生じ,敗血症などの高度侵襲下では,通常1日必要量の2倍以上の体蛋白が崩壊するといわれる.体蛋白の崩壊は,筋力の低下,免疫蛋白や凝固因子の合成低下などを招く.とくに筋力の低下は,人工呼吸器からの離脱困難や歩行困難などのADLの低下を招き,予後に影響する.侵襲による異化亢進は,単純飢餓とは異なり,十分な栄養を与えれば止まるわけではない.敗血症では,感染の制御と集中治療管理により侵襲制御をしたうえで,はじめて栄養管理が可能となる.また,敗血症などの重症病態の管理中に四肢の筋力低下や麻痺を生じるICU?acquired weakness(ICU?AW)が広く知られ,早期リハビリテーションの重要性が強調されている.能動的な運動により,投与された栄養が同化に向かうよう,リハビリテーションを意識することも栄養療法におけるポイントである.
 本稿では,敗血症に対する経腸栄養を中心に解説する.……(雑誌本文は続きます)
 病棟栄養士のためのベーシックセミナー 経腸栄養編 敗血症に対する経腸栄養 柳明男,他
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病棟栄養士のためのベーシックセミナー 経腸栄養編
131巻4号 2017年9月25日
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