医学のあゆみ
295巻6号
てんかん診療のパラダイムシフト ─診断・治療・ケアの進歩
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2025年11月
- 注文コード:929506
- 雑誌コード:20472-11/8
内容紹介
・てんかんは古くから知られる代表的な神経疾患であり,非けいれん性てんかん重積の正確な診断,失神や心因性非てんかん発作(PNES)との鑑別は,救急・一般外来を担う非専門医にも必須の実地知識である.
・治療面においては,薬物療法や外科的アプローチだけでなく,包括的なてんかんケアの概念が普及し,精神心理的サポートや社会的支援を含む多職種連携体制の重要性が強調されている.
・本特集では「てんかん」の定義・分類の最新知見,成人・小児の診断学の進歩,薬物療法・外科療法・ニューロモデュレーションの最新動向,さらには包括ケアや診療体制の整備まで,多角的に取り上げる.
目次
はじめに(川合謙介)
てんかんの定義と分類─Up to date(重藤寛史)
成人てんかん診断の進歩(此松和俊・神 一敬)
小児てんかん診断の進歩(本田涼子)
てんかん内科的治療の進歩─抗てんかん発作薬,重積治療含む(白石秀明)
てんかん外科治療の進歩─定位手術の導入と低侵襲化(岩崎真樹)
てんかんニューロモデュレーション治療の進歩(國井尚人)
てんかんの包括ケア(西田拓司)
てんかん診療体制の進歩(渡邊さつき)
TOPICS
神経内科学 認知症診療における医科歯科連携─counterpartとしての歯科の意義(眞鍋雄太)
小児科学 幼少期の感情制御と腸内細菌叢との発達的関連(明和政子)
連載
ケースから学ぶ臨床倫理推論(26)(最終回)
総論:臨床倫理の歴史と臨床倫理コンサルテーションの展開(新井奈々)
イチから学び直す医療統計(18)
因果推論(長島健悟・他)
医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(8)
日本における医療データの生成AI利用の課題およびブロックチェーンが拓く「患者主義」の医療データ流通基盤(落合渉悟)
医師の働き方改革─取り組みの現状と課題(7)
兼業(外勤)先の取り扱い(齋藤 繁)
FORUM
人間社会の未来─専門家が予見する人類の行方(3) 少子化とライフコースの行方(岩澤美帆)
次号の特集予告
電子版
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