やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

1,650円(税込)
発売中 在庫あり
24:00までにご注文いただければ翌営業日に発送いたします.
送料:200円代金引換の場合は別途250円,後払いの場合は別途200円の手数料がかかります.

医学のあゆみ
291巻11号
脂質制御因子SREBPの新展開

定価 1,650円(本体 1,500円+税10%)
  • 総頁数:70頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2024年12月
  • 注文コード:929111
  • 雑誌コード:20472-12/14

お知らせ

内容紹介

・Goldstein教授とBrown教授によってSREBPが発見されてから30年が経過した.Pubmedで検索すると,総計では6,000報,近年では毎年400報がヒットし,SREBP研究はますます活発になっている.
・SREBPには,脂肪の酸産やコレステロールの産生・取り込みに関する遺伝子発現を誘導する役割があり,直接的,間接的にあらゆる細胞機能に関与していると言っても過言ではない.そのため,SREBPの制御異常が生じるとさまざまな疾患が発症する.
・本特集では,SREBPの制御機構と活性化機構について最新の研究を解説する.

目次

特集 脂質制御因子SREBPの新展開
 はじめに(福原淳範・下村伊一郎)
 ブロッコリー由来成分スルフォラファンによるSREBPタンパク質分解制御(井上 順)
 全長型SREBPを標的とするユビキチンリガーゼARMC5の同定(奥野陽亮)
 カロリー制限下におけるSREBP-1cの発現制御機構と白色脂肪組織の代謝リプログラミング(野崎優香・他)
 ビタミンD誘導体による選択的SREBP-SCAP阻害作用(橘高敦史)
 SCAPのポリユビキチン化によるSREBP活性化(佐藤隆一郎)
 SREBP-1cの新たな切断活性化機構と脂肪酸による切断制御(韓 松伊・他)

連載
自己指向性免疫学の新展開─生体防御における自己認識の功罪(18)
 Tリンパ球の恒常性維持における自己反応性の新たな役割(河部剛史)

細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望─臨床への展開(4)
 脂肪幹細胞を用いた末梢動脈閉塞症に対する治療効果(清水優樹・室原豊明)

特報
 第61回(2024年度)ベルツ賞受賞論文1等賞 福山型筋ジストロフィーを含めた糖鎖合成異常症の系統的な解明・治療に関する研究(戸田達史)
 第61回(2024年度)ベルツ賞受賞論文2等賞 がんゲノム医学を基盤とした個別化医療(柴田龍弘)

 次号の特集予告