医学のあゆみ
295巻12・13号
脱毛症 ─研究と診療の進歩
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2025年12月
- 注文コード:929513
- 雑誌コード:20474-12/27
内容紹介
・毛包は人の体の中でも極めてユニークな組織であり,組織幹細胞を有し,自律的に毛周期を繰り返すなど,他の組織にはみられない特徴を備えている.
・近年では,発生学,再生医療,幹細胞生物学,遺伝学,毛包免疫学,臨床医学,植毛学など,幅広い学問領域が毛包を中心に融合しながら進展し,心身の健康に至る広い生命現象を理解する糸口を与えている.
・本特集では,一見ニッチながらも奥深い研究領域である“毛包組織”をテーマに,基礎から臨床に至る最新の進歩を取り上げる.
目次
はじめに(伊藤泰介)
毛包器官再生の新たな展開(豊島公栄・他)
毛包幹細胞を中心とした毛包老化と脱毛症のメカニズム(滝嶋宏章・西村栄美)
円形脱毛症モデルマウス(C3H/HeJモデル)の理解(橋本惠以)
遺伝性毛髪疾患のアップデート(下村 裕)
瘢痕性脱毛症の診断と治療─最新の診療マネジメント(内山真樹)
円形脱毛症の病態に基づくJAK阻害薬による治療の展開(福山雅大)
男性型脱毛症の病態と治療(影山玲子)
植毛手術を継ぐもの(裄V正之)
TOPICS
神経精神医学 情動と手綱核(久良木悠介)
薬理学・毒性学 ヒスタミン代謝酵素阻害薬によるナルコレプシーの新規治療効果の検討(長沼史登・他)
連載
医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(12)
Web3を活用したAIとプログラム医療機器(新岡宏彦)
医師の働き方改革─取り組みの現状と課題(11)
医師の働き方改革における自己研鑽支援の現状と今後の展望─専門職としての継続教育の位置づけと国際比較からの示唆(伊野美幸・望月 篤)
医療における生成AIとDX(3)
精神医学領域における生成AI活用の可能性と課題(松井健太郎・不破真衣)
FORUM
ノーベル生理学・医学賞2025 制御性T細胞の発見─一筋の研究の軌跡(山崎小百合)
人間社会の未来─専門家が予見する人類の行方(7) 社会保障と健康(橋本英樹)
次号の特集予告
電子版
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