医学のあゆみ
299巻1号
核酸医薬と核酸を標的とする医薬:開発の最前線
10月第1土曜特集
- 総頁数:120頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2026年10月
- 注文コード:929901
- 雑誌コード:20471-10/3
内容紹介
・核酸を基盤とする創薬は,新たな展開を迎えている.アンチセンス核酸やsiRNAなど多様なモダリティの発展により,疾患の分子基盤に直接介入する治療として,臨床応用が急速に進んでいる.
・さらに,DNA/RNA構造やRNA-タンパク質相互作用を標的とする低分子医薬や,RNA結合タンパク質を介した新たな治療戦略も登場している.一方で,送達効率,安全性,オフターゲット効果,長期投与の影響など克服すべき課題もあり,設計原理や評価系の確立が求められている.
・本特集では,「核酸医薬」と「核酸を標的とする医薬」の両視点から,脳神経内科領域を中心とした臨床応用の最前線,他領域への展開,さらにそれらを支える基盤科学について,第一線の研究者が多角的に概説する.
目次
核酸標的創薬の臨床応用とその進展
ATTRアミロイドーシスに対する核酸医薬治療の進展(関島良樹)
脊髄性筋萎縮症に対するスプライシング治療(佐橋健太郎・勝野雅央)
筋萎縮性側索硬化症における核酸医薬─分子標的治療の現在地(西山亜由美・青木正志)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するアンチセンス核酸によるエクソン・スキップ治療─現状と今後の展望(鈴木祐人・他)
筋強直性ジストロフィーの核酸標的治療─RNA毒性克服への挑戦(根本 壌・中森雅之)
福山型先天性筋ジストロフィーに対する核酸医薬治療の可能性(戸田達史)
ハンチントン病に対する核酸医薬治療開発の最前線(黒田隆之・他)
脊髄小脳失調症に対する核酸標的治療─核酸医薬と核酸標的低分子創薬(平野牧人・永井義隆)
タウを標的とした核酸医薬治療の最前線─臨床試験の現状と展望(石垣診祐)
脂質異常症に対する核酸医薬治療(斯波真理子)
がんにおける核酸医薬治療─RNA標的創薬の新展開(橋本優子・吉見昭秀)
免疫疾患に対する核酸医薬治療の可能性とその展望(Tse Ka Man・竹内 理)
核酸標的創薬の基盤科学とトランスレーショナル戦略
人工核酸技術の発展と核酸医薬創薬の現在地(小比賀 聡)
DNA/RNA構造を標的とする低分子創薬─設計原理と創薬戦略(中谷和彦)
人工PPRタンパク質によるRNA標的創薬(中村崇裕)
核酸医薬のデリバリー技術─臓器特異性を高める核酸デリバリーの最前線(宮田完二郎)
核酸標的創薬を支えるレギュラトリーサイエンス─核酸医薬の品質・安全性・薬物動態評価のあり方に関する検討(井上貴雄)
核酸医薬の臨床開発と治験デザイン─課題と克服への道筋(中村治雅)
次号の特集予告
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