医学のあゆみ
284巻2号
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)研究における最新知見 ─感染経路,病態,予防,治療
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2023年1月
- 注文コード:928402
- 雑誌コード:20472-1/14
内容紹介
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者が日本ではじめて確認されたのが2012年12月,正式に公表したのは2013年1月のことである.
・日本国内外のSFTSの疫学,マダニに咬まれて感染する事例以外に,ネコやイヌもSFTSVに感染するとSFTS様症状を呈し,かつその感染ペットから飼い主や獣医師などが感染することがある.
・病態・病理と抗ウイルス薬(ファビピラビル)による抗ウイルス療法や開発されたワクチンの有効性,SFTSVの自然界における存在様式が解明されつつある.
目次
はじめに(西條政幸)
SFTSの臨床的特徴(山中篤志)
SFTSの疫学研究における最新知見(加藤博史)
B細胞感染によるSFTSウイルスの発病機構(宮本 翔・鈴木忠樹)
ペットのネコ・イヌにおけるSFTSとヒトへのリスク(松鵜 彩・他)
自然界におけるSFTSウイルス伝播様式(岡林環樹)
抗ウイルス薬ファビピラビルとSFTS(末盛浩一郎・他)
高度弱毒化痘そうワクチン株LC16m8をベースとしたSFTSワクチン開発(吉河智城)
ダニ媒介性ウイルス感染症とSFTS(松野啓太)
SFTS重症化と自然免疫応答(山田辰太郎・藤田尚志)
連載
人工臓器の最前線(17)
人工臓器開発におけるレギュラトリーサイエンス(岩ア清隆)
医療DX─進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(6)
SaMD(国内/米国)動向調査(袴田和巳・百武裕昭)
TOPICS
免疫学 RNA分解酵素Regnase-1を標的とした炎症制御法の開発(吉永正憲・竹内 理)
神経精神医学 Xenophobia(外国人恐怖症)(桂川修一)
FORUM
グローバルヘルスの現場力(14) ガーナ─「生きる力」を育む母子手帳(萩原明子)
次号の特集予告
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