やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

次号予告

298巻6・7号 (2026年8月15日発行)

持続可能な医療制度に向けて―医療経済・政策学によるアプローチ

企画:康永秀生(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻臨床疫学・経済学分野)

・基礎・臨床の医師,生命科学研究者の読者に向けて,現今の医療制度の課題やその解決に向けた方策を,気鋭の医療経済学者,医療政策学者がわかりやすく解説.
・キーワードは“医療の持続可能性”.医療経済学の基礎に始まり,医師の診療科選択と所得,医師の働き方改革とジェンダーの視点・患者の健康に与える影響,自己負担が医療利用と健康に及ぼす影響,医療技術評価,低価値医療・無価値医療,データに基づく地域医療構想,データに基づく地域医療構想をテーマに特集を構成.
・今後の臨床や研究に直接的・間接的に役に立つ視点を届け,読者のなかに“医療経済マインド”を呼び起こす.

【AYUMI】
はじめに
医療経済学の基礎
医師の診療科選択と金銭的インセンティブ―学費との関係性に関する予備的解析
医師の働き方改革をジェンダーの視点から考える
医師の働き方が医師のパフォーマンス,患者の健康に与える影響
自己負担が医療利用と健康に及ぼす影響―近年の経済学研究
医療技術評価と医療経済評価
価値に基づく医療のためのリアルワールドデータ
データに基づく地域医療構想

【TOPICS】
糖尿病・内分泌代謝学
妊娠母体概日リズム障害が胎児に与える影響
神経精神医学
がん医療におけるスマートフォン心理療法アプリの開発

【連載】
医療にいかす行動経済学(22)
意思決定バイアスを越えてSDMを実装する―「選び方」を支えるディシジョンエイドと「お・ち・た・か」
知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(10)
造血器腫瘍遺伝子パネル検査の活用:結果解釈のポイント

【FORUM】
高トリグリセリド血症治療における「レムナント低下」の再考―PROMINENT試験を踏まえた概念的整理
分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(9)
研究者が発見した創薬標的の制御化合物の探索支援