やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

次号予告

274巻3号 (2020年7月18日発行)

HIFと疾患−ノーベル賞受賞と将来展望

企画:南学正臣(東京大学大学院医学系研究科腎臓・内分泌内科)

・2019年のノーベル医学・生理学賞は,低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)の酸素感知および応答経路を解明したGregg Semenza,Peter Ratcliffe,William Kaelin Jr.が受賞した.
・酸素生物学は生命の最も基本的な原理に密接に関連するものであり,さらに虚血性心血管疾患,脳卒中,腎臓病から癌に至る,さまざまな疾患の病態生理にも重要であり,そのことが評価されノーベル賞の受賞対象となった.
・本特集では,酸素生物学およびHIFとその関連する問題について,各分野のトップランナーの先生方をお招きし,解説をしていただく.

【AYUMI】
酸素生物学の重要性と将来展望
ミトコンドリアの酸素代謝異常と疾患
HIFシグナルと肺高血圧症
HIFs,PHDsと肝疾患
HIFと腎臓病
がんにおける低酸素応答性転写因子HIF
臓器の低酸素状態の評価方法
臨床応用が始まったHIF安定化薬
【連載】
老化研究の進歩(16)
カロリー制限による抗老化機構の解明とその制御物質の探索
再生医療はどこまで進んだか(8)
iPS細胞臨床応用をめざしたゲノム編集による低抗原性iPS細胞の作製
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
はじめに
1.免疫応答の仕組み:自然免疫と獲得免疫の連携
【TOPICS】
脳神経外科学
覚醒下脳神経外科手術の進歩
循環器内科学
奇異性脳梗塞再発予防を目的とした卵円孔開存に対するカテーテル治療
神経精神医学
ギャンブル障害の診断と治療
【フォーラム】
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に有効な消毒法