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次号予告

297巻13号 (2026年6月27日発行)

動脈硬化性疾患のリスク 解決すべき残余リスクとさらなる新しいリスク要因

企画:吉田 博(東京慈恵会医科大学附属柏病院)

・冠動脈疾患をはじめとした動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)は,先進諸国の死因として高い割合になっている.ASCVD発症後はリハビリテーションや再発予防などもあり,本来のQOLを取り戻すことは容易ではない.
・LDL低下薬の発展によりASCVDの初発および再発予防は進歩し,わが国においてもベムペド酸が上市されたが,残余リスクへの対応は今後も重要となる.
・本特集では,低下薬の開発が進行中の因子であるリポタンパク(a),トリグリセライド,small-dense LDLなどにフォーカスするほか,炎症やmiRNA,脂肪性肝疾患(MASLDなど)とASCVDとの関連,新たなリスク要因であるマイクロ・ナノプラスチックとPFASについて,最新情報を紹介する.

【AYUMI】
解決すべき残余リスクとさらなる新しいリスク要因
はじめに
Lp(a)と動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクの概要
Lp(a)国際標準化の重要性とメリット
HDL機能の将来展望
Small dense LDLコレステロールと動脈硬化性心血管疾患リスク
食後高脂血症,レムナントリポタンパク,アポB-48とASCVDリスク
脂肪性肝疾患とASCVDリスク
動脈硬化性疾患における炎症と遺伝的背景―残余リスクの理解と新規治療戦略
microRNA-33は動脈硬化性疾患の予防・治療標的となりうる
マイクロ・ナノプラスチックとASCVD―新たな環境リスク因子
新たな環境汚染物質PFAS曝露と動脈硬化性疾患リスクとの関連―これまでの知見

【TOPICS】
糖尿病・内分泌代謝学
ウォルフラム症候群における糖尿病の発症機構―膵β細胞の可塑性と脱分化
救急・集中治療医学
敗血症のバイオマーカー

【連載】
医療にいかす行動経済学(18)
アレルギー性疾患の治療における行動経済学的課題―ステロイド忌避へのナッジ戦略
知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(6)
呼吸機能検査

【FORUM】
分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(5)
新たなてんかん治療標的分子Synaptic vesicle glycoprotein 2A)の機能解析