やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

次号予告

273巻1号 (2020年4月4日発行)

第1土曜特集

神経変性疾患の治療開発の現状−新たな戦略構築の基盤をめざして

企画:貫名信行(同志社大学大学院脳科学研究科)

・神経変性疾患は神経難病ともいわれるように,その治療は困難と思われてきた.神経変性の過程で異常タンパク質の蓄積が認められること,病因遺伝子,疾患関連遺伝子が存在することなどは明らかになりつつある.
・本特集は,2013年の特集“神経変性疾患−研究と診療の進歩”から7年間の進歩をみるものでもある.主要な神経変性疾患に対してすでにさまざまな治験が行われていることがわかる.
・研究開発の背景となる技術や類似の分子メカニズムによるアミロイドーシスの治療開発,筋ジストロフィーの治療開発に必要なレジストリーの確立など,神経変性治療開発の参考となるものについても執筆していただく.

【AYUMI】
■各分野の動向
アルツハイマー病−アカデミアの開発戦略
アルツハイマー病−製薬企業の治療薬開発戦略
タウオパチー研究の国内外の動向
タウ伝播を標的とした治療法開発
パーキンソン病の分子病態とミトコンドリア品質管理の破綻−Parkinノックアウマウスの解析から
α-シヌクレインを中心としたパーキンソン病新規治療薬
シヌクレイノパチー−多系統萎縮症
筋萎縮性側索硬化症−プロテイノパチーの観点から
筋萎縮性側索硬化症−RNAメタボリズムの観点からみたバイオマーカーおよび治療の開発
球脊髄性筋萎縮症の病態形成機構と標的治療開発
ハンチントン病の治療法開発への展望−遺伝子発見から四半世紀を経て
脊髄小脳失調症(SCA)
リピート伸長とRAN翻訳関連疾患
家族性アミロイドーシスの最新の知見
ダウンストリームを治療する−神経細胞死
■治療開発のバックアップシステム
ブレインバンク
神経変性疾患の疾患コホート研究
疾患特異的iPS細胞
遺伝子治療
患者レジストリシステム−Remudyの経験
治療開発に関する国の支援