次号予告
299巻7号 (2026年11月14日発行)
COVID-19の診断・治療アップデート
企画:長谷川直樹(横浜市立市民病院病院長,慶應義塾大学医学部)
・2023年5月に5類感染症へと移行し,流行の波を捉えにくくなってきた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)だが,疫学的には完全に終息したわけではなく,変異を繰り返しながら伝播は続いている.
・全身に感染しうる点や後遺症を続発しうる点で,インフルエンザなど他の呼吸器系ウイルス感染症とCOVID-19は明らかに異なる.さまざまな科学技術が発達したなかで遭遇したこの新興感染症によるパンデミックの事例から,われわれはできるだけ多くのことを学び取る必要がある.
・本特集では,発生から7年が過ぎたなかでも多くの知見が発表されているCOVID-19について,現在にいかすことができる情報や知見を抽出し,疫学や臨床像,ウイルスの変化,治療・ワクチンの意義,後遺症,感染対策などの視点から解説する.
【AYUMI】
はじめに
最近の疫学―世界の情勢,日本の情勢,そしてウイルス学的視点
COVID-19における検査法の進歩と最新情報―核酸増幅検査,抗原検査,抗体検査から全ゲノム解析まで
COVID-19における重症化リスク因子と重症化進展機序
免疫保有時代におけるCOVID-19の薬物療法 up-to-date
血液腫瘍を中心とした免疫抑制患者におけるCOVID-19への対応―オミクロン株流行期における予防と治療戦略
小児のCOVID-19―病態と治療の最新情報
COVID-19ワクチンup-to-date
新型コロナウイルス感染症 罹患後症状―その病態と診断,治療の最前線
ポスト5類時代におけるCOVID-19の感染対策―“感染の3要素”と5学会指針2025からみる持続可能な感染制御戦略
【TOPICS】
脳神経外科学
抗凝固薬服用時の脳出血リスクと中和薬の効果
臨床検査医学
JLAC11の重要性
【連載】
医療にいかす行動経済学(30)(最終回)
医療行動経済学のこれまでとこれから
知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(18)
細菌検査
ネオ免疫学 生命進化に学ぶ免疫学のパラダイムシフト(7)
胸腺の進化―適応免疫の進化史をモデル動物で再現する
【FORUM】
分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(17)
PSA糖鎖解析による前立腺がん診断の高精度化―PSAの「量」から「糖鎖構造」へ

