次号予告
298巻3号 (2026年7月18日発行)
アドレノメデュリン研究の最前線―基礎から創薬・臨床応用へ
企画:新藤隆行(信州大学医学部循環病態学教室)
・1993年に日本で発見され,強力な血管拡張作用を有するアドレノメデュリン(AM)は,循環調節因子としてだけでなく,抗炎症,組織修復,血管新生,代謝調節といった極めて多彩な生理作用を有することが明らかとなっている.
・現在では,循環器疾患にとどまらず,難治性炎症性腸疾患,脳血管障害,がん,代謝性疾患など多岐にわたる領域において,その病態生理学的意義が解明されつつある.
・本特集では,AMの発見~創薬,AMファミリーの多様性,抗肥満作用,腫瘍微小環境や眼科疾患における役割,早期バイオマーカーとしての有用性に至るまで,AM研究の最前線に立ち,現在と未来を俯瞰する.
【AYUMI】
―基礎から創薬・臨床応用へ
はじめに
アドレノメデュリンの発見から創薬研究へ
アドレノメデュリンファミリーの進化と多様性
アドレノメデュリンの機能的多様性を生み出す分子基盤―RAMPシステムによる制御
腫瘍微小環境におけるアドレノメデュリン-RAMP系の役割―血管-免疫クロストークを介したがん進展制御機構
アドレノメデュリンおよびアドレノメデュリン2によるエネルギー代謝調節と抗肥満作用
眼科領域におけるアドレノメデュリンの役割―網膜血管の恒常性と病態制御
アドレノメデュリンによる脳血管保護―基礎研究から臨床試験へ
血管不全の早期バイオマーカーとしてのMR-proADM―疫学研究からのエビデンス
【TOPICS】
免疫学
ストレスがグルココルチコイドを介して惹起するTh17細胞による炎症
再生医学
ヒトiPS細胞由来顎骨オルガノイドが拓く再生治療と病態モデリングの新展開
【連載】
医療にいかす行動経済学(20)
ソーシャルマーケティングと医療行動経済学の併用―行動変容と習慣化のために
知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(8)
尿一般検査,便検査
【FORUM】
分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(7)
β2スペクトリンによるIgA腎症発症の分子機構とその治療応用

