次号予告
299巻1号 (2026年10月3日発行)
第1土曜特集
核酸医薬と核酸を標的とする医薬:開発の最前線
企画:中森雅之(山口大学大学院医学系研究科臨床神経学講座)
・核酸を基盤とする創薬は,新たな展開を迎えている.アンチセンス核酸やsiRNAなど多様なモダリティの発展により,疾患の分子基盤に直接介入する治療として,臨床応用が急速に進んでいる.
・さらに,DNA/RNA構造やRNA-タンパク質相互作用を標的とする低分子医薬や,RNA結合タンパク質を介した新たな治療戦略も登場している.一方で,送達効率,安全性,オフターゲット効果,長期投与の影響など克服すべき課題もあり,設計原理や評価系の確立が求められている.
・本特集では,「核酸医薬」と「核酸を標的とする医薬」の両視点から,脳神経内科領域を中心とした臨床応用の最前線,他領域への展開,さらにそれらを支える基盤科学について,第一線の研究者が多角的に概説する.
【AYUMI】
はじめに
■核酸標的創薬の臨床応用とその進展
ATTRアミロイドーシスに対する核酸医薬治療の進展
脊髄性筋萎縮症に対するスプライシング治療
筋萎縮性側索硬化症における核酸医薬―分子標的治療の現在地
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するアンチセンス核酸によるエクソン・スキップ治療―現状と今後の展望
筋強直性ジストロフィーの核酸標的治療―RNA毒性克服への挑戦
福山型先天性筋ジストロフィーに対する核酸医薬治療の可能性
ハンチントン病に対する核酸医薬治療開発の最前線
脊髄小脳失調症に対する核酸標的治療―核酸医薬と核酸標的低分子創薬
タウを標的とした核酸医薬治療の最前線―臨床試験の現状と展望
脂質異常症に対する核酸医薬治療
がんにおける核酸医薬治療―RNA標的創薬の新展開
免疫疾患に対する核酸医薬治療の可能性とその展望
■核酸標的創薬の基盤科学とトランスレーショナル戦略
人工核酸技術の発展と核酸医薬創薬の現在地
DNA/RNA構造を標的とする低分子創薬―設計原理と創薬戦略
人工PPRタンパク質によるRNA標的創薬
核酸医薬のデリバリー技術―臓器特異性を高める核酸デリバリーの最前線
核酸標的創薬を支えるレギュラトリーサイエンス―核酸医薬の品質・安全性・薬物動態評価のあり方に関する検討
核酸医薬の臨床開発と治験デザイン―課題と克服への道筋

