次号予告
298巻8号 (2026年8月22日発行)
精神腫瘍学(サイコオンコロジー)の実践と課題
企画:秋月伸哉(がん・感染症センター都立駒込病院精神腫瘍科・メンタルクリニック)
・がん患者に真実を伝えれば自殺してしまうのではないか―患者に対するがん告知の議論から認知が広まった精神腫瘍学は,日本でも1987年の学会設立以降,患者の精神症状の実態解明や自殺予防策の構築が進められてきた.
・がん対策基本法やがん登録法制化を経て,緩和ケアと心理社会的支援の体制整備も着実に進み,2023年「第4期がん対策推進基本計画」では“誰一人取り残さないがん対策”を掲げている.
・がん治療の高度化・長期化に伴うサバイバーシップ支援やSDM(共同意思決定)の推進など,新たな局面を迎える精神腫瘍学のあゆみと課題を,本特集で展望する.
【AYUMI】
はじめに
「がん患者における気持ちのつらさガイドライン」を読みとく
がん患者のせん妄
がん患者家族および遺族の心理的適応と支援
がん医療における患者-医療者間コミュニケーション―ガイドラインの概要とエビデンスに基づく介入
がん患者の自殺対策―全国がん登録に基づくエビデンスと手引きをふまえた精神腫瘍学の実装
心理社会的要因とがん罹患・生存
高齢がん患者と精神腫瘍学
精神疾患を有する患者のがん医療
【TOPICS】
再生医学
iPS細胞由来「成熟心外膜」の創出と心臓再生研究への展開
救急・集中治療医学
外傷診療もABCからCABの時代へ!
【連載】
医療にいかす行動経済学(23)
医療安全と行動経済学―「注意してください」を超えて,行動を支える安全へ
知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(11)
肝・胆道機能検査(肝炎を含む)
【FORUM】
病院建築への誘い―医療者と病院建築のかかわりを考える(13)
分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(10)
RNA修飾を基盤としたバイオマーカーの探索と疾患の早期診断技術開発

