次号予告
297巻4号 (2026年4月25日発行)
デザイナー細胞の実用化と未来
企画:金子 新(京都大学iPS細胞研究所)
・細胞を設計し,狙った環境でのみ機能させる“デザイナー細胞”は,疾患微小環境を読み取り,必要なときに必要な作用だけを出す“条件付き治療”が可能となることから,個別化医療への応用が期待されている.
・社会実装の実現のためには,標的特異性,オフターゲット,免疫学的リスク,長期安全性,品質管理,スケールアップ,規制・倫理という実装上の課題を解決し,臨床で使用できるようにしていかなければならない.
・本特集では,細胞デザインを可能にする基盤技術から,臓器,免疫,in vivo治療へ展開する応用まで,実用化に向けて行われている研究をそれぞれの分野のエキスパートたちが解説する.
【AYUMI】
はじめに
miRNA回路を活用した細胞デザイン
ヒト人工染色体が拓く高機能な次世代型デザイン細胞の創出
細胞デザインを可能にする多様なゲノム編集ツール
生体内遺伝子改変を可能とする送達技術の展望
がん免疫治療用T細胞をデザインする
AAVベクターによるin vivo治療デザイン
ユニバーサルiPS細胞をデザインする
【TOPICS】
臨床検査医学
微生物検査の技術革新による医療への貢献
社会医学
野口英世アフリカ賞を通じた医学研究・医療活動への貢献
【連載】
医療における生成AIとDX(15)(最終回)
医師とAIがともに働く日常へ―「拡張」としてのAI
医療にいかす行動経済学(12)
医師の働き方改革への行動経済学の応用
【FORUM】
人間社会の未来―専門家が予見する人類の行方(19)
パレスチナ・ガザ地区で起こっている医療・生活・環境破壊の実態―戦場ガザでの医療者の立ち位置と私たちの関わり
病院建築への誘い―医療者と病院建築のかかわりを考える
特別編―マドリードにおける病院建築の転用
書評
書評『早発卵巣不全 病因論と治療の最前線』

