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128巻6号 2016年5月25日 p.787-794
 脳腸相関―各種メディエーター,腸内フローラから食品の機能性まで  
コレシストキニン
埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科
屋嘉比康治,山口菜緒美,細見英里子
キーワード  コレシストキニン,脳腸相関,食欲
はじめに  
 ペプチドホルモンのコレシストキニン(cholecystokinin:CCK)は,小腸を中心にして広く消化管全体と中枢神経に分布して認められる脳-腸ペプチドホルモンで,多くの生理作用を有している.CCK は食事摂取によって分泌が増加するが,胆嚢収縮や膵液および胃酸分泌の増加,胃排出抑制や消化管運動抑制,それに食欲およびエネルギー摂取の抑制作用が知られている.近年,CCK の食欲抑制作用が注目されており,糖尿病や動脈硬化性疾患などの原因となる肥満の予防やエネルギー摂取アンバランスを解決するために,その作用機序の解明とCCK やその受容体に対するアンタゴニストやアゴニストの臨床応用なども検討されている.CCK の食欲調節作用は,視床下部満腹中枢に対する作用,すなわち脳腸相関のシステムによっていることが示されているが,胃排出抑制や消化管運動抑制など消化管機能に対する作用にも,視床下部- 延髄を介する脳腸相関の機序が関与することが示されている.
 以前,脳腸相関といえば,ほとんどが心理・社会的要因によって脳内に生じるストレス状態が自律神経のアンバランスや視床下部?下垂体?副腎系を介する内分泌系攪乱を生じ,その変化が末梢臓器に伝播され機能異常をきたす,脳から末梢臓器へ影響することが重視されていたが,近年,注目されているのが末梢臓器からの情報発信によって中枢神経の機能が変化し,生体の行動や機能が変わる逆方向の脳腸相関である.CCK などは以前から脳へ作用することが知られていたが,脳腸相関がふたたび注目されるようになったのは,胃から分泌されて食欲を亢進させるグレリン(ghrelin)の発見が端緒になったと思われる.
 本稿では,食欲抑制作用があることが最初に明らかにされたCCK の食欲調節作用の概要を述べて,さらに脳腸相関からみた食欲抑制作用について概説する.……(雑誌本文は続きます)
 脳腸相関―各種メディエーター,腸内フローラから食品の機能性まで コレシストキニン 屋嘉比康治・他
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脳腸相関
128巻6号 2016年5月25日
月刊(B5判,168頁)
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