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マクロファージのすべて
259巻5号 2016年10月29日 p.343-344
第5土曜特集 マクロファージのすべて 序論 松島綱治
 残された基礎医学研究における課題
 常在性組織マクロファージの起源に関して,高橋・内藤らが唱えたように,大半が卵黄?マクロファージ,肝胎生マクロファージに由来し,それらの前駆細胞は胎生期にすでに各組織に供給されており,かつ自己複製があることが確立した.今後,常在性組織マクロファージの生理機能のみならず,炎症・免疫応答における役割についてさらに解明する必要がある.Kube らが発表した,腹腔マクロファージが本当に緊急動員細胞として中皮層を超えて肝に動員されるのか,他臓器を含めて同様なことがあるのか,検証されるべきである.さらに,組織マクロファージの胎生期のみならず成人臓器における移動機序についても解明がまたれる.また,腹腔マクロファージ・肺胞マクロファージでいわれているような臓器・組織環境による単球・マクロファージの可塑性も重要な課題であり,その分子基盤の解明はマクロファージ細胞療法の臨床応用を進展させるものと期待される.なお,M1/M2(あるいはclassical/alternative)マクロファージは基本的には炎症性単球由来マクロファージの組織浸潤後(血管から組織に移動した単球はマクロファージとよぶことになっており,組織単球という用語は存在しない)の機能的形質に対して使うべきで,組織マクロファージには適用しない.
 今回の企画ではマクロファージ研究の歴史,とりわけ組織マクロファージの起源をめぐる論争,マクロファージの機能制御・分化とそれにかかわる分子機序,さまざまな組織マクロファージの性状,マクロファージと疾患に関して,“マクロファージのすべて”に応えるべく企画した.それに対して非常に多忙にもかかわらず執筆いただいた,日本を代表するマクロファージ研究の同僚・仲間たちに心からお礼を申し上げる.
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マクロファージのすべて
259巻5号 2016年10月29日
週刊(B5判,268頁)
定価 6,380円(本体 5,800円+税10%)
注文コード:286520
雑誌コード:20475-10/29
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