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臓器移植の新時代
237巻5号 2011年4月30日 p.353-362
第5土曜特集 臓器移植の新時代 改正臓器移植法の問題点と今後の展開 水野紀子
サマリー   改正臓器移植法は立法技術的に非常に問題の多い立法である.ドナーとレシピエントの相互匿名性を奪った親族優先提供条項は,大きな危険をもたらす“パンドラの箱”をあけた.たとえば,主治医は患者の心臓死まで治療に専念していると,患者がドナーであった場合にレシピエントから脳死臓器提供の機会を奪った賠償請求をされるリスクや,遺族の拒絶権不行使などが対価性をもつリスクである.また,改正法は小児臓器移植に道を開いたといわれるが,被虐待児童からの臓器提供を否定する不合理な条項は,提供を申し出た親の虐待の可能性を疑うという残酷な方法で事実上,小児臓器移植を禁止するに等しい.脳死概念をめぐる対立が激しかったため,立法技術的な議論が不足し,対立が感情的に立法に持ち込まれて論理的に未整理な妥協がはかられたことが,このような改正法の欠陥をもたらしたと思われる.
キーワード  脳死臓器移植,改正臓器移植法,親族優先提供,被虐待児童からの臓器提供
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臓器移植の新時代
237巻5号 2011年4月30日
週刊(B5判,270頁)
発行時参考価格 5,200円
注文コード:286290
雑誌コード:20475-4/30
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