やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
268巻8号
睡眠呼吸障害の現状と治療・管理の進歩

発行時参考価格 1,300円
  • 総頁数:70頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2019年2月
  • 注文コード:926808
  • 雑誌コード:20474-2/23

内容紹介

・成人,小児の睡眠呼吸障害,とくに閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は頻度が高く,その理解はきわめて重要である.OSA発症の三大要因は肥満,男性,加齢であり,生活習慣病との関連も注目されている.
・平成30年度の診療報酬改定により,持続陽圧呼吸療法(CPAP)の遠隔モニタリング加算が認められた.また,6カ月以上の減量治療後の高度肥満OSA患者の肥満手術の保険適応も拡大された.
・本特集では,治療管理環境の大きな変化とCPAP治療患者の継続的な増加が認められているOSAを中心に,睡眠呼吸障害の頻度,治療と管理に関して,明日の実地診療に役立つ情報を解説いただく.

目次

特集 睡眠呼吸障害の現状と治療・管理の進歩
 はじめに 陳 和夫
 わが国の睡眠呼吸障害の頻度と男女差−世界との比較 松本 健
 小児の睡眠呼吸障害とその対応 木村真奈美・他
 高齢者の睡眠呼吸障害と認知機能 富田康弘・成井浩司
 OSA 治療における減量の役割とその効果 竹上未紗
 CPAP 治療後の体重と睡眠時間の変化の多様性 立川 良
 心不全患者の睡眠呼吸障害治療の現状 葛西隆敏
 OSA に対する口腔内装置治療−現状と治療後の効果確認 對木 悟
 遠隔モニタリングシステムを用いたCPAP 療法の管理 村瀬公彦・陳 和夫
 CPAP の代替治療−新規治療としての植込み型舌下神経刺激療法 山内基雄

連載
地域包括ケアシステムは機能するか(14)
 地域医療のメッカ佐久からみた地域包括ケアシステム 堀内ふき・他

医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及(11)
 消化器内視鏡シミュレータの進歩−基本から応用まで 水野研一・寺井崇二

TOPICS
 公衆衛生 加熱式タバコの健康影響 大和 浩
 免疫学 自然免疫センサーによる内在性のウイルス様核酸の認識 米山光俊
 社会医学 栄養不良の二重負荷 小坂理子

FORUM
 医師のバーンアウト(燃え尽き症候群)をふせぐためには?−脳神経内科領域の取組みから学ぶ(3) 若手医師から見た燃え尽き症候群の課題と対策 安藤昭一朗

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