●評価の基礎について習得するための超入門用テキスト
内容紹介
●言語聴覚療法の専門的学習に先立って必要な重要基礎事項のうち,特に評価の基礎について習得するための超入門用テキストであり,解説編と演習編からなる.
●単に評価の基礎知識を解説するだけでなく,「知識と実際の臨床場面とのギャップを埋めるための解説」をめざした.また,さらに演習編においては演習タスクを設けて,机上の知識に終わってしまわないように心がけた.
●習得すべき基礎知識や関連情報については,豊富な図表,簡潔で平易な記述によって解説しているので,教員指導のもとでの講義用テキストというだけでなく,学習者の自主学習用教材としても活用できる.
●学生はもちろん,新人や比較的経験年数の短い現役言語聴覚士,復職する有資格者などにとっても,評価に関する基礎知識の確認に活用できる.
目次
Section 1 言語聴覚療法における評価・診断
Section 2 評価の手段としての検査・観察
Section 3 スクリーニング検査の重要性
Section 4 自覚的検査と他覚的検査
Section 5 妥当性と信頼性
Section 6 尺度と単位
Section 7 刺激と反応
Section 8 感覚の測定法(精神物理学的測定法)
Section 9 閾値の概念
Section 10 認知情報処理
Section 11 観察と観察記録
Section 12 検査場面の枠組み
Section 13 検査の流れ
Chapter 2 演習編
Intro はじめに
演習タスク1 数唱によるAMS(聴覚的記憶範囲)課題
演習タスク2 単語リスト記銘課題
演習タスク3 ミューラー・リヤー錯視における錯視量
演習タスク4 オージオメータの基本操作
演習タスク5 極限法(上昇系列法)による聴覚閾値の測定
演習タスク6 練習問題とクイズ
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
山田弘幸【やまだひろゆき】
1979年 関西学院大学文学部心理学科 卒業
1981年 関西学院大学大学院博士課程前期課程心理学専攻 修了
1982年 国立障害者リハビリテーションセンター学院ST課程 修了
同 年〜 北九州市立総合療育センター訓練科
1992年〜 長崎リハビリテーション学院言語療法学科
1997年〜 高知リハビリテーション学院言語療法学科
2000年〜 九州保健福祉大学保健科学部言語聴覚療法学科
2006年〜 同保健科学部 教授
現在に至る