臨床栄養
144巻5号
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
- 総頁数:128頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2024年5月
- 注文コード:061445
- 雑誌コード:09319-05
内容紹介
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています.
≪特集テーマの紹介≫
●厚生労働省は健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを推進するため,「健康づくりのための身体活動基準2013」を改訂して「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました.このガイドは,健康づくりにかかわる専門家,政策立案者,職場管理者,健康・医療・介護分野における身体活動を支援する関係者を対象者に,健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨事項や参考情報をまとめたものです.
●栄養・食生活の分野には「日本人の食事摂取基準」があり,これには数種類の指標が存在しますが,「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では定量的な推奨値と全体の方向性を示す定性的な推奨事項の2種類のみであり,食事摂取基準とは異なる特徴をもっています.
●今回の特集を通じて,健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨値や推奨事項に対する理解を深め,栄養・食生活の指導に活用するだけでなく,ご自身の健康づくりにも役立てていただきたいです.
目次
特集にあたって(澤田 亨)
身体活動・運動ガイドの歴史と変遷(山田陽介・他)
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023の概要(澤田 亨)
【推奨事項のポイント】
「成人版」の概要とポイント(丸藤祐子)
「こども版」の概要とポイント(石井香織・岡 浩一朗)
「高齢者版」の概要とポイント(福島教照・井上 茂)
【参考情報を読み解く】
慢性疾患を有する人の身体活動のポイント(小熊祐子)
座位行動の概念と考え方(柴田 愛・岡 浩一朗)
筋力トレーニングについて(門間陽樹)
身体活動による疾患等の発症予防・改善のメカニズム(宮地元彦)
メタボロミクス研究の栄養・食品分野への展開と栄養学研究の未来〈前編〉
栄養メタボロミクスと臨床栄養(馬渕良太)
病棟のプロフェッショナルたち
市立東大阪医療センター 腎臓内科・糖尿病内科・口腔外科病棟(友井有希)
新連載 学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツ―「2R・3R」の視点から(1)
はじめに(海老原誠治)
座談会
「行動栄養学」への招待(佐々木 敏・村上健太郎・雨海照祥)
スポット
市民主体型フレイルチェックの実践と要支援・要介護新規認定の予測(佐藤麻美・他)
研究者が強調したいサプリメント利用のポイント―運動現場を例にして(安田 純・飯澤拓樹)
連載
栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(5)
食物繊維と肥満(川端友梨亜・他)
代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(11)
全身持久力の新たな基準値―「身体活動・運動ガイド2023」の活用のために(山田陽介)
Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(20)
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血後,経鼻胃管栄養法での栄養支援から完全経口摂取へ移行できた症例―在宅・住宅型有料老人施設での支援(佐々木由紀子)
Medical Nutritionist養成講座77〈最終回〉
カテーテル関連血流感染症:CRBSIへの対応(井上善文)
Dr.雨海の男性臨床栄養学(27)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(3)―RFS今昔物語(雨海照祥)
ORIGAMI ART―食に活かすおりがみ/食の教養
メロン(西田良子・上田浩史)
こんだてじまん
じまんの一品料理 麻婆茄子
和泉市立総合医療センター(佐治利章・他)
国家試験
第38回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
News & Information
日本栄養士会医療職域 第43回食事療法学会報告(清水陽平)
自治体病院 稲沢市民病院におけるフレイル予防と栄養改善の取り組み(滝藤昌枝)
精神科病院 全国精神科栄養士研修会ご案内(柴原奈津子)
厚生労働省・消費者庁 第38回管理栄養士国家試験の合格発表・他
おしらせ 第78回日本栄養・食糧学会大会・他
REMARKS―編集委員のひとこと
JCNパズル
電子版の購入
※リンク先は医歯薬出版株式会社のウェブサイトではありません.利用方法等は各ウェブサイトへお問い合わせください.