臨床栄養
145巻3号
リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組み
- 総頁数:128頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2024年9月
- 注文コード:061453
- 雑誌コード:09319-09
内容紹介
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています.
≪特集テーマの紹介≫
●国の政策方針である「骨太の方針2023」でリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みへの重点化が明確にされ,2024年度の診療・介護報酬改定では三位一体の取り組みに新しく点数が付与されました.
●リハビリテーションおよび栄養管理,口腔管理はいずれも高齢者や病者,機能障害者において欠かせないパーツであるものの,これまでは各アセスメントとケアが個別に実施されていましたが,それぞれの取り組みをより効果的に実施するためには,リハビリテーション,栄養,口腔の各分野の連携し,ADLや栄養状態,口腔・嚥下状態を多面的に評価し,専門家間での情報共有とケアの連携を行うことがより重要になります.
●本特集では近年注目されている,リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みについて,最新の情報およびエビデンスを踏まえ,この領域の第一人者にご解説いただきます.
目次
特集にあたって(吉村芳弘)
なぜリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みなのか(吉村芳弘)
急性期病院,急性期疾患における三位一体の取り組み―エビデンス,実践,課題について(宮島 功)
回復期の三位一体の取り組み―エビデンスと実践体制,課題(西岡心大)
生活期の三位一体の取り組み―主に高齢者における取り組みのエビデンス,実践,課題(小蔵要司)
管理栄養士に期待される多職種連携のための知識とスキル(嶋津さゆり)
【三位一体の取り組みに必要な知識】
PICSとICU-AW―多職種連携の視点から(小久保祐也)
GLIM低栄養とGLISサルコペニア(吉村芳弘)
オーラルフレイルと口腔機能障害―「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」を中心に(飯島勝矢)
NSTスタッフのための画像診断セミナー(2)
胸部・腹部(黒川泰任)
病棟のプロフェッショナルたち
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 一般病棟(小清水孝彦)
学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツ―「2R・3R」の視点から(3)
現場をまたぐReduceの視点からの食品ロス削減(海老原誠治)
スポット
インクルーシブフードの開発と今後の展望―アズキを用いたインクルーシブスイーツ「陣太鼓」(吉田卓矢)
当院でのニュークックチル導入の現状(座光寺知恵子・岡友哉)
連載
デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(2)
高齢者が少量でも無理なくエネルギーが摂取できる高カロリー密度食の開発(奥村仙示)
谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(3)
体液分画について学ぶ―細胞内液と細胞外液を詳しく知って,体液管理に役立てよう(谷口英喜)
これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(4)
輸液の内容,特徴も理解しておけば,本当に信頼される管理栄養士になれる!(井上善文)
栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(9)
食物繊維と循環器疾患(佐藤匡央)
Dr.雨海の男性臨床栄養学(29)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(2)―リポタンパクLp(a)と紅麹サプリ(雨海照祥)
ORIGAMI ART―食に活かすおりがみ/食の教養
クリ(西田良子・立木美保)
こんだてじまん
じまんの一品料理 あんかけ卵とじうどん(減塩食)
医療法人愛心会 東宝塚さとう病院(北里恵理子・他)
News & Information
日本栄養士会医療職域 医療・介護(福祉)の同職種間連携の推進(鈴木達郎)
自治体病院 鹿児島県立薩南病院の移転にともなう給食運営(錦戸茜音)
精神科病院 全国精神科栄養士協会総会実施報告と特別講演の開催(岩ア秀之)
厚生労働省・消費者庁 「『病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方』および『地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方』について」の通知発出・他
おしらせ 第71回日本栄養改善学会学術総会・他
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