126巻6号 2015年5月25日 p.852-857
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栄養療法のピットフォール−よりよい栄養ケアのために | ![]() |
末梢静脈栄養(PPN)の有用性と課題
東北大学医学部 先進外科
櫻井 直,亀井 尚 岩手県立中央病院 外科 宮田 剛 ![]() |
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はじめに | ![]() |
末梢静脈栄養(peripheral parenteral nutrition:PPN)は末梢静脈から輸液療法を行う方法であり,中心静脈栄養法(total parenteral nutrition:TPN)と比べ手技が簡便で合併症の頻度が低く,安全に施行できる栄養療法である.末梢静脈からは,主として水分電解質の補給が行われるが,10%ブドウ糖液やアミノ酸製剤,脂肪乳剤を使用すると,1 日あたり1,000 〜1,200 kcal 程度の栄養を投与することが可能である.したがって,PPN は米国静脈経腸栄養学会(American Society for Parenteral and Enteral Nutrition:A.S.P.E.N.)ガイドラインにも示されているように,静脈栄養を行う期間が2 週間以内と予測される患者に対し施行されるべき方法である.……(雑誌本文は続きます)
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126巻6号 2015年5月25日
月刊(B5判,210頁) 発行時参考価格 2,800円 注文コード:740860 雑誌コード:09320-05 |
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