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126巻6号 2015年5月25日 p.844-851
 栄養療法のピットフォール−よりよい栄養ケアのために  
脂肪乳剤投与の意義と投与方法の実際
神戸大学医学部附属病院 栄養管理部/同病院 糖尿病・内分泌内科
橋路子
神戸大学大学院保健学研究科 病態解析学領域病態代謝学
三好真琴
神戸大学医学部附属病院 栄養管理部
田渕聡子,三ヶ尻礼子,山本育子,戸田明代
神戸大学医学部附属病院 栄養管理部/同大学大学院医学研究科 食道胃腸外科
山本将士
神戸大学医学部附属病院 栄養管理部/同大学大学院保健学研究科 病態解析学領域病態代謝学
宇佐美 眞
キーワード  脂肪乳剤,投与速度,n-6 系多価不飽和脂肪酸,n-3 系多価不飽和脂肪酸
脂肪乳剤の構造と代謝様式  
 脂肪乳剤はリポ蛋白質であるカイロミクロンをモデルとして開発された人工脂肪粒子がおもな成分となっている.脂肪乳剤の人工脂肪粒子がカイロミクロンともっとも異なる点は,アポ蛋白を有していないことである.脂肪乳剤中の人工脂肪粒子は卵黄由来のリン脂質であるレシチンで構成された親水性の膜に包まれ,溶液中に浮遊したミセル状態で存在する.人工脂肪粒子であるエマルジョンTG はおもにトリグリセライド(TG)からなり,high-density lipoprotein(HDL)からアポリポ蛋白C,E を獲得(人工脂肪粒子のリポ蛋白化)して加水分解を受け,一部のTG を放出してnon esterified fatty acid(NEFA)に分解され,血中に放出されたのちアルブミンと結合してalb-NEFA の形で移動して末梢組織で利用される.また一部は脂肪酸に分解され,血管内皮に存在するリポ蛋白リパーゼ(LPL)により加水分解を受け,肝外組織に取り込まれて代謝される.エマルジョンTG はcholesteryl ester transfer protein(CETP) を介して内因性のlow-density lipoprotein(LDL)やHDL にTG を受け渡す.エマルジョンTGから一部のTG を放出した残基であるレムナントTG は,cholesteryl esters(CE)を多く含んでおり肝臓や肝外組織で代謝されて生体のエネルギー源として利用される.……(雑誌本文は続きます)
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栄養療法のピットフォール
126巻6号 2015年5月25日
月刊(B5判,210頁)
発行時参考価格 2,800円
注文コード:740860
雑誌コード:09320-05
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