126巻6号 2015年5月25日 p.832-837
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栄養療法のピットフォール−よりよい栄養ケアのために | ![]() |
TPNキット製剤使用上の注意
名古屋大学大学院医学系研究科 特任研究部門医療行政学
杉浦伸一 ![]() |
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はじめに | ![]() |
高カロリー輸液(total parenteral nutriton:TPN)は,中心静脈から投与する完全な栄養素を含んだ輸液療法を意味し,さまざまな製品が開発されてきた.また,投与成分の完全性を実現するために,さまざまな製剤的努力がなされ,ときにその努力が,生体にとっては負荷になることもあった.つまり,ぎりぎりのバランスで製剤化を実現してきたのである.TPN キット製剤のピットフォールとは,これら製剤を開発する過程で加えられた医療従事者にもみえ難い努力の跡と考えられる.したがって,本稿では,製剤開発の歴史をたどりながら製剤の特性を解説する.……(雑誌本文は続きます)
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126巻6号 2015年5月25日
月刊(B5判,210頁) 発行時参考価格 2,800円 注文コード:740860 雑誌コード:09320-05 |
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