医歯薬出版のページサイトマップ
臨床栄養   TOP最新号臨増・別冊バックナンバー年間定期購読
ホーム雑誌一覧臨床栄養Vol.117 No.4 > 論文詳細
117巻4号 2010年9月10日 p.458-463
 がんの栄養管理UPDATE  
終末期の栄養管理ガイドライン〜輸液ガイドライン解説を中心に
藤田保健衛生大学医学部 外科・緩和医療学講座
大原寛之,東口志,伊藤彰博
キーワード  がん終末期,輸液ガイドライン,栄養管理,ギアチェンジ
はじめに  
 近年,多種多様のがんに対して手術療法,化学療法,放射線療法など,あらゆる治療法が展開され,患者の延命やQOL の向上に効果をあげている.その一方で,おのおのの治療に基づく生体への侵襲はもちろんのこと,副作用としての食欲不振や悪心・嘔吐などの出現によって,経過中にがん患者は容易に栄養不良に陥ることがある.加えて,その栄養不良を放置してしまうと,治療の完遂を諦めざるをえない場合や,あるいは全身状態の急激な悪化を認めることすらある.したがって,すべてのがん患者は,その診断時から栄養不良を引き起こしやすい対象(Likelihood of Malnutrition:LOM)として対応しなければならない.すなわち,がん治療を行う場合には,適切な栄養管理は緩和医療と同じように,診断時より積極的な治療と並行してごく普通に行われるべき事項であるといえる.
 手術療法にせよ非手術療法にせよ,根治に至らない場合,がん患者は病状の進行にともない,いずれ最終的に終末期を迎える.しかし,終末期といえども栄養療法に関して医療者が行うべきことはそれまでと変わりなく,患者の栄養アセスメントや行うべき栄養療法のプランニング,その再評価などである.すなわち終末期の患者において,どのような症状や兆候が認められた場合には,どのように栄養療法のプランに変更を加えなければならないか,というポイントを知っておくことが必要である.
 2006 年10 月に,厚生労働科学研究「第3 次がん総合戦略研究事業 QOL 向上のための各種患者支援プログラムの開発研究」班により編集された『終末期癌患者に対する輸液治療のガイドライン』(以下,『輸液ガイドライン』)では,終末期の静脈栄養,とくに輸液の投与量を中心に推奨される方法が述べられている.本稿ではこのガイドラインに沿って,注意しなければならないポイントについて解説していく.……(雑誌本文は続きます)
本誌を購入 特集TOPへ戻る
月刊「臨床栄養」のご注文
がんの栄養管理UPDATE
117巻4号 2010年9月10日
月刊(B5判,176頁)
定価 2,750円(本体 2,500円+税10%)
注文コード:740770
雑誌コード:09320-09
買い物カゴへ追加
買い物カゴを見る
お問い合わせ 会社案内 About us リンクについて オンラインショップの返品について
当サイトはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください.
Copyright (C) 2019 Ishiyaku Pub,Inc.