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116巻6号 2010年5月25日 p.581-581
 NASH/NAFLDのすべて 成因から栄養療法まで  
まえがき
愛媛大学大学院医学系研究科 先端病態制御内科学
恩地森一
 
肝臓の生活習慣病としてのNASH を知る  
 日本には非アルコール性脂肪性肝疾患はおよそ1,000 万人,うち約100 万人が非アルコール性脂肪肝炎(NASH)とされ,B 型,C 型肝炎とともに,三大肝炎とされている.NASH は肝臓における生活習慣病の表現型であり,肥満や2 型糖尿病の急激な増加と並行して増加している.肥満や2 型糖尿病が10.20 歳代で急増しており,近い将来NASH
の急激な増加が危惧されている.
 NASH は肝硬変へ進展するとともに肝細胞癌も併発する.2008 年までの過去10 年間の肝硬変の成因の全国調査を行ったところ,約2%がNASH 関連肝硬変であったが,原因不明を加えると5%に達する可能性があった(恩地森一監修;肝硬変の成因別実態2008,中外医学社,2008).現時点では少ないが,調査は過去の症例であり,今後,肥満や2 型糖尿病とともに急増することが予想されている.今回の全国調査でNASH 関連肝硬変の31.5%に,経過中にも10.2%のNASH 関連肝硬変に肝細胞癌を合併した.将来,NASH が肝硬変や肝細胞癌の大きな原因となることが危惧されている.
 現在,NASH の急増に備えて,早期診断法と治療法の開発が必要となり,その研究が進んでいる.たとえば,ALT(GPT)の異常値を男子で31 IU/l,女子で21 IU/l とすることや,血小板数が15 万以下では肝硬変まで進行したNASH を疑う必要があることなどが報告されている.また,診断に関しては,肝線維化の血清診断や肝の硬度を測定するtransient elastography などが有望視されている.治療法は生活習慣の改善と栄養療法が主体であり,栄養専門医や病態を理解している病態栄養専門師などの管理栄養士の活躍が期待されている.
 本特集では,最新情報を含めてNASH に関する重要な事項をすべて理解していただけることを意図して企画した.この特集がNASH 患者さんの日常診療や研究のお役に立つことを期待しています.
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116巻6号 2010年5月25日
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