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心不全研究と臨床の最前線
232巻5号 2010年1月30日 p.466-471
第5土曜特集 心不全──研究と臨床の新時代 心筋トロポニンTによる潜在性心筋傷害の検出 清野精彦
サマリー   重症心不全では,持続的な潜在性心筋傷害(OMD)に起因する組織学的変化と心機能障害の進行が観察される.著者らは急性冠症候群の診断に導入されている心筋傷害マーカー,心筋トロポニン T と心臓型脂肪酸結合蛋白(H−FABP)を測定することにより OMD(トロポニン T≧0.02 ng/ml)について分析し,慢性心不全NYHA classIIの 10%,classIIIの 69%,classIVの 89%の症例で OMD を認めた.さらに Cox 比例ハザードモデルにより多変量解析すると,OMD,H−FABP 濃度上昇,左室駆出率,性(男性)が独立した心事故予測因子であった.トロポニン T と BNP 測定値から myocardial subset を設定し,それぞれの subset について分析すると,OMD が検出され BNP>172 pg/ml(median)の群は,OMD が検出されず BNP<172 pg/ml の群に比較して LVEF は低値(平均 29.7% vs. 44.4%),中・長期的に心事故発生のリスク(63% vs. 3.6%)が約 20 倍も高いことが明らかとなった.心不全治療において BNP とともにトロポニン T をサロゲートマーカーとするOMD 抑止の治療機軸は重要な課題と考えられる.
キーワード  潜在性心筋傷害,慢性心不全,トロポニンT,BNP,心臓型脂肪酸結合蛋白(H−FABP)
第5土曜特集 心不全──研究と臨床の新時代 心筋トロポニンTによる潜在性心筋傷害の検出 清野精彦
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心不全
232巻5号 2010年1月30日
週刊(B5判,348頁)
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