やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
288巻5号
膠原病のすべて
2月第1土曜特集

定価 2,970円(本体 2,700円+税10%)
  • 総頁数:128頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2024年2月
  • 注文コード:928805
  • 雑誌コード:20471-2/3

内容紹介

・膠原病は,近年,SLEを中心として免疫抑制剤や分子標的薬が開発され,臨床研究のエビデンスを基にした診療ガイドラインの整備が進み,基礎免疫学,臨床免疫学および遺伝免疫学研究による病態の理解の進展がある.
・膠原病の主要な治療薬であるグルココルチコイドが,副作用による臓器障害などを介して予後に悪い影響を与えることが明らかとなり,いかにグルココルチコイドの使用を最低限にするかが,大きなテーマとなっている.
・現在,ゲノム解析やシングルセル解析によりヒト免疫系自体が急速に解明されている.本特集では,膠原病の病態の最新の理解とそれを踏まえた診断と治療について,各分野のエキスパートが最新知見を紹介している.

目次

 はじめに(藤尾圭志)
 膠原病の概念と疫学─膠原病の概念の変遷と現在の疫学データ(森信暁雄)
膠原病の病態解明
 適応免疫応答研究の最前線(新納宏昭)
 ゲノムワイド関連解析による自己免疫疾患の遺伝素因の解明(西野貴大・石垣和慶)
 自己免疫疾患におけるレアバリアント研究の最前線(庄田宏文)
 免疫サブセット解析の最前線(久保智史・田中良哉)
 免疫代謝研究の最前線(河野通仁)
膠原病の治療の進歩
 膠原病治療における免疫抑制薬の現状と展望(川畑仁人)
 膠原病治療における分子標的療法の進歩(保田晋助)
 膠原病治療における新規治療法の開発(中山田真吾・田中良哉)
膠原病各疾患の診断と治療の進歩
 関節リウマチ─診断と治療の進歩(橋本 求)
 ループス腎炎の診断とステロイド治療戦略のトピックス(野ア祐史)
 全身性強皮症(安岡秀剛)
 特発性炎症性筋疾患(藤本 学)
 血管炎の革新的進展─診断と治療の最先端(門場啓一郎・吉藤 元)
 シェーグレン症候群(松本 功)
 IgG4関連疾患(水島伊知郎・川野充弘)
 ベーチェット病の自然史ならびに病態理解と治療の進歩(河野 肇)
 成人発症スティル病(金子祐子)
 自己炎症性疾患─注目される成人発症自己炎症性疾患(井田弘明)

 次号の特集予告

 サイドメモ
  ループス腎炎(LN)の定義
  血管炎の分類