臨床栄養
134巻4号
栄養管理が開く心不全診療の新たな方向性 −最新ステートメントを紐解く
- 総頁数:128頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2019年4月
- 注文コード:061344
- 雑誌コード:09319-04
内容紹介
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介.
≪特集テーマの紹介≫
●本号では,「栄養管理が開く心不全診療の新たな方向性―最新ステートメントを紐解く」と題して,日本心不全学会による「心不全患者における栄養評価・管理に対するステートメント」(2018年10月)に沿った内容で,心不全における栄養障害への理解を深めることを目指した最新知見・情報を掲載.
●心不全における対策として,重要な要因として注目を集めている栄養障害について,栄養素摂取の過不足が疾患の発症や増悪にどのように関与しているのか,またどのように栄養評価・管理を行って治療介入していくのかについて,第一線で活躍するの執筆陣が解説.
●心不全において栄養療法に何が期待されるのか,心不全と低栄養の関わり,心不全患者における栄養評価,発症を予防する栄養療法,心不全患者への栄養療法,また栄養療法におけるチームアプローチなどについて幅広く紹介した充実の内容.
目次
特集にあたって 山本一博
栄養士に知ってほしい「心不全患者における栄養評価・管理に関するステートメント」のエッセンス
栄養療法には何が期待されるのか−これまでのエビデンスを踏まえて 神谷健太郎
心不全と低栄養 佐藤幸人
心不全患者における栄養評価:各指標の意義と限界 宮島 功
心不全発症予防のための栄養療法 衣笠良治
心不全患者に対する栄養療法 肥後太基
心不全患者の栄養療法におけるチームアプローチ 飯田有輝
トピックス 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)の改訂ポイント 筒井裕之
トピックス 心不全手帳の改訂ポイントと活用法 眞茅みゆき
いっしょに進もう! 仲間と高める地域栄養力
急性期から慢性期・在宅へとつなぐ−シームレスな栄養管理をめざして
地域包括と栄養を考える会in 浜松 岡本康子・橋爪一光
こんな工夫をしています−当院の栄養教室
さまざまな専門家から肝臓の話が聞ける
武蔵野赤十字病院 肝臓病教室 板坂菜美
Competition
第6 回「嚥下食メニューコンテスト」
スポット
IDDSI フレームワーク(嚥下調整食基準)について 栢下 淳
低栄養診断の国際基準“GLIM criteria” 東口志
連載
Medical Nutritionist養成講座(16)
PPN の歴史とPPN 製剤の開発(2) 井上善文
こんだてじまん
じまんの一品料理 ソフト太巻き
一般財団法人認知症高齢者医療介護教育センター 福井県立すこやかシルバー病院 久世浩江・他
『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(7)
油脂類 渡邊智子
栄養の歴史と現代的意義を考える(4)
学校給食と栄養教育 中村丁次
速報 第33 回管理栄養士国家試験問題
レポート
第38 回食事療法学会
News & Information
日本栄養士会医療事業部 Society 5.0と生涯教育における専門職人材育成の必要性 渡辺啓子
自治体病院 嚥下調整食の改善と名称統一化の取り組み 小塚明弘
精神科病院 新元号とともに新たな一歩 西宮弘之
厚生労働省・消費者庁 第1回国民健康・栄養調査企画解析検討会・他
おしらせ 第15期笑い療法士募集・他
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