126巻6号 2015年5月25日 p.838-843
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栄養療法のピットフォール−よりよい栄養ケアのために | ![]() |
非蛋白熱量/窒素(NPC/N)比の設定とアミノ酸輸液製剤
千葉県がんセンター 消化器外科
外岡 亨,鍋谷圭宏 ![]() |
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はじめに | ![]() |
三大栄養素である炭水化物,脂質,たんぱく質のうち,経口経腸的に投与されたたんぱく質は消化され,アミノ酸に分解され,吸収される.吸収されたアミノ酸は,遊離アミノ酸プールを介し,体蛋白合成または体蛋白以外の生理活性物質やその前駆体の合成に用いられる.一方,飢餓状態においては,体蛋白分解が進み,遊離アミノ酸プールに供給され,エネルギー源として利用される.つまり,遊離アミノ酸プールを一定に保ち,ホメオスターシスを維持するためには,たんぱく質・アミノ酸の消費量を見極め,栄養素として投与したアミノ酸ができるだけ効率よく蛋白合成に利用されるようにバランスを考えて,静脈栄養における投与量を考慮する必要がある.……(雑誌本文は続きます)
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126巻6号 2015年5月25日
月刊(B5判,210頁) 発行時参考価格 2,800円 注文コード:740860 雑誌コード:09320-05 |
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