123巻4号 2013年9月25日 p.367-367
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スキルアップ外来栄養食事指導 | ![]() |
まえがき
佐藤敏子,井上小百合
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特集にあたって | ![]() |
栄養管理業務に関する課題についてディスカッションする際,よく話題になるのは「いかにして栄養指導件数を増やすか」,「NST の活動状況」,「管理栄養士の病棟担当制」である.「栄養指導件数」は管理栄養士業務の実績を評価する重要なポイントである.
平成24(2012)年4 月の診療報酬改定では,医師,看護師,管理栄養士がチームとして療養指導を行うことに対し糖尿病透析予防指導管理料350 点の加算が算定されることとなった.研修などで他施設の情報を収集しながら,あらためて栄養食事指導内容について調整や検討をされたに違いない. 栄養食事指導は管理栄養士の主要な業務の一つであるが,当然のことながら対象・病態・指導担当者など各施設の状況はさまざまであり,工夫が必要であるものの,他の管理栄養士の栄養食事指導の実際について学ぶ機会は数少ないのが現状である.そこで,今回の企画においては,とくに外来栄養食事指導にスポットをあて,臨時増刊号として一冊にまとめさせていただいた. まず,各分野の臨床医の先生方に,外来栄養食事指導において指導依頼の意図するところ,あるいは指導報告書をどのように活用されていらっしゃるか,ご意見をいただくこととした.つぎに,各施設の管理栄養士の方がたに,栄養指導の依頼方法,報告書,媒体,人材教育など,自施設でさまざまに取り組まれている指導の実際についてご報告いただいた.そして,専門医と連携し個々の病態に特化した栄養指導内容や体制の工夫については,疾患・病態別にお示しいただいた.またコラムでは,認知症や緩和ケアなど,日常の栄養食事指導でとくに配慮が必要な点について,その取り組みに絞っておまとめいただいた. 本誌の内容が,皆様のご施設の外来栄養食事指導に対するスタッフ教育や指導体制の見直しの際にお役に立てられればと考えている. 2013年9月 自治医科大学附属病院臨床栄養部 佐藤敏子 東千葉メディカルセンター栄養管理室 井上小百合 |
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123巻4号 2013年9月25日
月刊(B5判,208頁) 発行時参考価格 2,700円 注文コード:740830 雑誌コード:09320-09 |
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