122巻6号 2013年5月25日 p.860-864
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脂質異常症UPDATE2013 | ![]() |
トリグリセライドが高い症例
千船病院 栄養管理科
山田成子,矢野真友美 神戸学院大学栄養学部 藤岡由夫 ![]() |
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はじめに | ![]() |
高トリグリセライド(TG)血症の原因は多岐にわたる.アルコール性,メタボリックシンドローム,糖代謝異常にともなう続発性高TG血症例が多いが,クッシング症候群などの内分泌疾患,尿毒症,薬物にともなう例もある.また原発性のなかでも家族性複合型高脂血症,家族性III型高脂血症などは心血管疾患のリスクが高い.妊娠期に高TG 血症が顕著になったり,脂肪肝や非アルコール性脂肪性肝炎に合併したり,さらに著明な高TG 血症では急性膵炎を起こしたりすることがある.いずれも食事療法が治療の基盤をなすことから,担当する管理栄養士にはTG 高値になっている病態の理解が重要になってくる.そして,症例ごとに食事内容を把握し継続して適切に指導していくことが要求されている.……(雑誌本文は続きます)
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122巻6号 2013年5月25日
月刊(B5判,228頁) 発行時参考価格 2,700円 注文コード:740820 雑誌コード:09320-05 |
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