122巻6号 2013年5月25日 p.729-734
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脂質異常症UPDATE2013 | ![]() |
糖尿病性脂質異常症
日本医科大学 糖尿病内分泌代謝内科
長峯朋子,及川眞一 ![]() |
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はじめに | ![]() |
糖尿病は動脈硬化性疾患の重要な危険因子であるが,JDCS(The Japan Diabetes Complication Study)によれば,日本人糖尿病患者の虚血性心疾患発症に寄与する因子は,高い順にLDL-C, 年齢, トリグリセライド(TG),HbA1c,喫煙の順位となっており,糖尿病における脂質管理はきわめて重要である.
2012 年に改訂された日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2012 年版」では糖尿病はカテゴリーIIIに分類され,その脂質管理目標は冠動脈疾患の非合併例ではLDL-C 120mg/dl 未満,TG 150 mg/dl 未満,HDL-C 40mg/dl 以上とされた.冠動脈疾患合併例ではLDL-C 100 mg/dl を目標値としており,より厳格な脂質管理が求められる. 本稿では,糖尿病に認められる脂質代謝変化と,現在までに明らかとなっている糖尿病における脂質介入研究等につき述べる.……(雑誌本文は続きます) ![]() |
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122巻6号 2013年5月25日
月刊(B5判,228頁) 発行時参考価格 2,700円 注文コード:740820 雑誌コード:09320-05 |
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