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120巻6号 2012年5月25日 p.717-724
 腸管と免疫・栄養−腸内細菌から疾患を理解する  
潰瘍性大腸炎・クローン病
東京慈恵会医科大学附属柏病院 消化器・肝臓内科
大草敏史
キーワード  Toll-like receptor,NOD2Fusobacterium variumMycobacterium paratuberculosis
はじめに  
 炎症性腸疾患(IBD),すなわち潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)の病因として細菌が注目され,以前より原因菌探しが行われてきたが,決定的な発見がなく,細菌原因説はあまり重要視されなくなっていた.しかし,自然免疫系の解明により,Toll-like receptor (TLR)の働きや,細菌構成成分の細胞内レセプターのNOD2CARD15)の機能異常がCD 発症に関与していることが明らかになってきたことから,腸内細菌の役割についての研究が盛んになった.そして最近はIBD は腸内細菌感染症ではないかともいわれてきている.その根拠は,@免疫異常自然発症腸炎は無菌状態では発症せず,腸内細菌が原因である,A IBD の腸管粘膜には細菌が異常に多い,B正常人と比べて悪玉菌>善玉菌とバランス異常があり,C遺伝子多型分析によりIBD では細菌排除機構や粘膜防御機構の低下に結びつく遺伝子多型が多い,D IBD では腸内細菌に対するToleranceが低下して過剰免疫反応=炎症が起こる,E自然免疫の主体であるTLR は腸管上皮に発現し,その多くが細菌をリガンドとしていることなどである.そして原因菌探しが再開されているが,最近の報告によると,UC の原因菌としてFusobacterium varium,硫酸還元細菌群が,CDの原因菌としてMycobacterium paratuberculosis,接着性侵入性大腸菌,Fusobacterium nucleatumなどが有力候補にあげられている.……(雑誌本文は続きます)
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腸管と免疫・栄養
120巻6号 2012年5月25日
月刊(B5判,172頁)
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