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114巻6号 2009年5月25日 p.602-609
 静脈・経腸栄養UPDATE 2009  
蛋白代謝を考慮した栄養療法―侵襲下における栄養療法の宿命的限界と効果
筑波大学大学院人間総合科学研究科 消化器外科
寺島秀夫,只野惣介,山口龍志郎,大河内信宏
キーワード  侵襲,蛋白異化,蛋白合成,栄養療法
はじめに  
 侵襲とは生体内の恒常性を乱す事象全般を意味する用語である.ゆえに,生体にとって,「侵襲=すべての疾患」の構図が成立する.そこで,最初に明記しておくが,本稿での「侵襲」は手術・外傷にともなう外科的損傷ならびに感染症を対象としているので,この点を踏まえて読み進んでいただきたい.
 侵襲が加わった生体で発生する最大の消耗は体蛋白,とくに筋蛋白の異化亢進であり,この消耗が侵襲から健常時への回復を遅延させる最大の要因となる.そこで,栄養療法は,侵襲からの早期回復を図るための基本戦略として,蛋白異化の抑制と蛋白合成の促進を目指してきた.栄養療法による蛋白異化の抑制は“Protein sparing effect”(蛋白節約効果)とよばれる.1967 年にDudrick により完全静脈栄養TPN(高カロリー輸液)が開発され,栄養療法としての高カロリー投与が可能となった.これ以後,侵襲に対する栄養療法は,高カロリー投与を中軸にして,蛋白節約効果と蛋白合成促進を最大限に実現することを主眼として邁進してきたはずである.しかしながら,現実は,道半ばの状況にある.根本原因を知らずして,問題解決の糸口を見出すことはできない.
 そこで,本稿ではまず,侵襲下の栄養療法の効果と限界を徹底検証し,その成因を生理学的観点から論証する.そして,蛋白代謝改善を目指した近年の試みを概説し,今後の方向性と課題について言及する.……(雑誌本文は続きます)
 静脈・経腸栄養UPDATE 2009 蛋白代謝を考慮した栄養療法―侵襲下における栄養療法の宿命的限界と効果 寺島秀夫・他
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静脈・経腸栄養UPDATE 2009
114巻6号 2009年5月25日
月刊(B5判,184頁)
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