やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
285巻2号
環境化学物質が人体へ与える影響

定価 1,540円(本体 1,400円+税10%)
  • 総頁数:70頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2023年4月
  • 注文コード:928502
  • 雑誌コード:20472-4/8

内容紹介

・先進国では,大気汚染や水質汚濁,典型的な産業中毒症例は減り,低濃度の環境化学物質などによる環境ストレスの長期曝露による影響が深刻化しているが,発展途上国では,環境汚染は喫緊の課題となっている.
・人体に影響を及ぼす環境要因は,われわれの健康を脅かすのみならず,次世代への影響も危惧される.社会の持続的な発展を目指すためにも,環境の健康への影響を科学的に明らかにすることが重要である.
・本特集では,現時点で問題となっている環境化学物質を中心に,そのヒトへの影響に関する話題や職業がんについて専門家に解説いただくほか,近年,立て続けに発生し問題となっている職業がんについても紹介する.

目次

特集 環境化学物質が人体へ与える影響
 はじめに(市原佐保子)
 PM2.5・超微小粒子の健康影響(上田佳代)
 環境中のカドミウムと人への健康影響(堀口兵剛)
 ヒ素による健康影響─高血圧,動脈硬化,糖尿病との関連(姫野誠一郎)
 農薬類の健康影響リスク評価とリスク管理(上島通浩)
 アスベストの人体への影響(島 正之)
 ダイオキシンによる健康影響と日本の規制の現状(遠山千春・木村栄輝)
 有機フッ素化合物(PFAS)への曝露とヒト健康リスク(原田浩二・他)
 職業性胆管がんの発見(熊谷信二)

連載
医療DX─進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(14)
 診療情報の利活用と個人情報保護法(山本隆一)

救急で出会ったこんな症例─マイナーエマージェンシー対応のススメ(4)
 その発赤,壊死性筋膜炎では?─軽微な皮膚の発赤が生死を分ける!?(檜山秀平・松村福広)

TOPICS
 生化学・分子生物学 ヒト胎児卵母細胞発生過程の体外再構成(水田 賢・他)
 細菌学・ウイルス学 SARS-CoV-2オミクロンBA.2株のウイルス学的性状の解明(木村出海・佐藤 佳)

FORUM
 「第14次労働災害防止計画」のねらい(樋口政純)

 次号の特集予告