医学のあゆみ
284巻11号
生体内リプログラミングによる個体生命機能の制御
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2023年3月
- 注文コード:928411
- 雑誌コード:20473-3/18
内容紹介
・iPS細胞の樹立成功に代表されるように,一過性の転写因子の発現誘導により転写ネットワークの書き換えが可能であり,さまざまな細胞種において細胞アイデンティティの転換,すなわちリプログラミングが実証されている.
・生体内リプログラミング技術の進歩により,細胞運命転換を介した個体生命機能への人為的な介入が可能であることが示され,再生医療の開発のみならず,さまざまな疾患に対する治療戦略開発にも適用されつつある.
・本特集では,生体内リプログラミングによる生命機能制御の可能性やその疾患研究への応用,さらにはリプログラミング技術により解明された臓器機能の恒常性維持機構の知見について,最新の研究成果を解説いただく.
目次
はじめに(山田泰広)
ダイレクトリプログラミングによる心筋再生(仲野晃司・他)
リプログラミングによる免疫応答制御(吉村昭彦)
リプログラミングによる神経再生(岩本昌和・他)
Plagl2発現誘導およびDyrk1a発現抑制による老化神経幹細胞の機能的な若返り(貝瀬 峻・影山龍一郎)
生体内ダイレクトリプログラミングによる皮膚再生(森脇裕太・他)
生体内リプログラミングによる膵島細胞の増殖誘導(鶴町真也・他)
連載
医療DX─進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(12)
不眠医療のデジタルトランスフォーメーション(山本慎太郎・他)
救急で出会ったこんな症例─マイナーエマージェンシー対応のススメ(2)
海でのトラブル─毒と棘(鷹栖相崇)
TOPICS
癌・腫瘍学 がんが宿主の肝臓に異常をもたらすメカニズム(河岡慎平)
免疫学 CD300a阻害による脳梗塞後の神経障害の軽減(小泉仁志・他)
FORUM
医療MaaS─医療と移動の押韻(6) 最強の勉強法(横山優二)
次号の特集予告
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