医学のあゆみ
284巻10号
神経眼科の最前線
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2023年3月
- 注文コード:928410
- 雑誌コード:20472-3/11
内容紹介
・抗アクアポリン4抗体と抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク抗体の発見と光干渉断層法の進歩によって,多発性硬化症による視神経炎は診断法,治療法ともに大きく変化した.
・両眼性複視を訴える症例の多くは,眼窩内と眼球周囲に存在する結合組織であるプリーの異常が原因となっていることが判明し,“sagging eye syndrome”として注目されている.
・本特集ではこのように神経眼科の最前線フォーカスを当て,各分野のエキスパートの先生方にまとめていただく.
目次
はじめに(石川 均)
昨今の視神経炎の疫学的特徴(橋洋平)
視神経炎治療─これまでとこれから(植木智志)
新たなる複視の原因─Sagging eye syndrome(國見敬子・後関利明)
斜視の外科的治療の進歩(根岸貴志)
甲状腺眼症の外科治療の進歩─眼窩減圧術(三村真士)
対光反射とメラノプシン(浅川 賢)
神経眼科領域におけるOCT,OCTAの役割(前久保知行)
連載
医療DX─進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(11)
スマートフォン医療機器“Smart Eye Camera”を使用した眼科遠隔診療(清水映輔・他)
救急で出会ったこんな症例─マイナーエマージェンシー対応のススメ(1)
はじめに(間藤 卓)
トゲが刺さった!─対応と合併症(鷹栖相崇)
TOPICS
加齢医学 宿主と細菌の共生関係の理解に基づく褥瘡感染制御戦略(仲上豪二朗・國光真生)
神経精神医学 治療抵抗性統合失調症に対する非定型抗精神病薬クロザピンの使用(上野幹二)
FORUM
病院建築への誘い─医療者と病院建築のかかわりを考える(9)(亀谷佳保里)
速報
高気圧酸素治療─現状と今後の可能性(合志清隆)
次号の特集予告
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