やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
278巻11号
ヒューマノイドロボットの医療分野での応用

発行時参考価格 1,400円
  • 総頁数:70頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2021年9月
  • 注文コード:927811
  • 雑誌コード:20472-9/11

内容紹介

・ここ10年,ヒューマノイドロボットの露出は急激に進んでいる.医療分野においてもヒューマノイドロボットの需要はすでに出現している.
・医療従事者の不足する未来,感染症の脅威に見舞われている現実を踏まえると,ヒューマノイドロボットの技術を医療の場に積極的に取り入れる決断が必要かもしれない.
・ヒューマノイドロボット技術は今後の進歩も確約されているといえる.技術が医療の世界で正しく利用されるためには医療従事者の研究参加も不可欠である.

目次

特集 ヒューマノイドロボットの医療分野での応用
 はじめに 熊ア博一
 医療分野で支援するロボットの現状 松本吉央
 ロボットを活用した自閉症研究・自閉症療育 小嶋秀樹
 精神科におけるヒューマノイドの潜在性 熊ア博一
 対話型ヒューマノイドロボットの技術 吉川雄一郎
 生活習慣病治療におけるヒューマノイドロボットの役割 入江潤一郎・他
 抱擁型通信メディアによる不安やストレスの軽減 住岡英信
 医学分野のロボット研究 − 今後の展望に向けて 宮尾益知
 ヒューマノイドロボットが問う倫理 村松太郎

連載
この病気,何でしょう? 知っておくべき感染症(17)
 旋尾線虫幼虫症 吉田 彩

いま知っておきたい最新の臨床検査−身近な疾患を先端技術で診断(16)
 先天異常疾患における遺伝学的検査 清水健司

オンラインによる医療者教育(3)
 医学生評価のオンライン化(デジタル化)の7つのポイント−富山大学の場合 三原 弘

ユニークな実験動物を用いた医学研究(1)
 はじめに 花園 豊
 絶滅危惧種アマミトゲネズミ−メスの細胞から精子が生じる柔軟性 本多 新

TOPICS
 免疫学 腫瘍由来可溶型CD155を介した新規免疫逃避機構 奥村元紀・渋谷和子
 生化学・分子生物学 種間で保存されたACE2様酵素B38-CAPによる高血圧・心不全の改善作用 久場敬司
 細胞生物学 狙ったオルガネラ膜でのリン脂質の蛍光ラベル化と動態追跡 土谷正樹・浜地 格

FORUM
 パリから見えるこの世界(102) 百寿エドガール・モランのMy Way,そして我が道としての自然哲学 矢倉英隆
 子育て中の学会参加(9) 救急科医の視点から 黒澤慶子

 次号の特集予告