医学のあゆみ
205巻5号
安全かつ適正な輸血をどのように実現するか
5月第1土曜特集
- 総頁数:88頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2003年5月
- 注文コード:920505
- 雑誌コード:20471-5/3
目次
編集 高橋孝喜(東京大学医学部附属病院輸血部)
はじめに 高橋孝喜
輸血に関する責任ある体制
1.安全かつ適正な輸血療法を実現するために
−輸血療法委員会を通じた院内コンセンサスの形成 星 順隆
2.Blood utilization review(輸血療法評価)
−適正な輸血療法の普及のために 比留間 潔
3.中央診療部門としての輸血部と輸血療法委員会の役割 面川 進
4.輸血のトータルケアとしての輸血部門の業務 佐川公矯
5.輸血検査・管理の 24 時間体制
−安全な輸血療法を支える管理体制 高松純樹
6.安全な輸血に必須の輸血療法マニュアル
−型違い輸血防止のための輸血実施手順書の徹底 松崎道男
7.院内医療従事者に対する輸血教育 倉田義之
8.安全な血液製剤の適正使用を推進するための行政施策
−新しい血液法の施行に向けて 橋爪 章
外科系の輸血の適応基準・実施体制
9.手術時の出血に対する輸血の適応基準(type and screen の実践)
−むだのない成分輸血療法に向けて 稲葉頌一
10.外科系における輸血の使用適正化 中田浩一・坂本久浩
11.貯血式自己血輸血体制の現状と推進
−自己血輸血体制の一元化をめざして 鷹野壽代
内科系の輸血の適応基準・実施体制
12.血液疾患患者に対する血小板輸血の使用基準 半田 誠
13.細胞治療・再生治療開発に必要な GMP 準拠無菌的細胞プロセッシング
−わが国の現状 前川 平
14.非代償性肝硬変などに対する血漿製剤の適応と使用の実際 飯野四郎
15.細胞療法・再生医療における輸血部門のかかわり
−今後,輸血部門は中央診療部門としてなにをなすべきか 藤井寿一
■サイドメモ目次
安全な輸血のための輸血医療の inspection & accreditation(I&A)
自己血輸血採血での看護部の協力
24時間輸血検査・管理システムと時間外勤務
インシデントレポート
特定生物由来製品・生物由来製品
手術血液準備量
膠質浸透圧(p)計算式
I&A
自己血輸血で防げる副作用,防げない副作用
出血症状の評価
細胞治療の定義と細胞プロセッシングの概念
アルブミンが肝硬変患者の死亡率を低下させる
輸血・細胞プロセシング部規定の抜粋
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