やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
204巻5号
疲労の科学

発行時参考価格 1,800円
  • 総頁数:128頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2003年2月
  • 注文コード:920405
  • 雑誌コード:20471-2/1

目次

疲労の科学
編集 渡辺恭良(大阪市立大学大学院医学研究科システム神経科学)

はじめに
 渡辺恭良

疲労の神経回路と物質的背景
 1.脳機能イメージングによる疲労および疲労感の解析 渡辺恭良
 2.疲労に関連する生体パラメータの動態 中村夫左央
 3.酸化ストレスと疲労 平本恵一・井上正康
 4.酸化ストレスと脳の疲労 片岡洋祐
 5.中枢性疲労の発生と脳内TGF−β 井上和生
 6.トリプトファンと中枢性疲労 山本隆宣・エリック A.ニュースホルム
 7.セロトニンと慢性疲労症候群 岡戸信男
 8.疲労の条件づけとセロトニン 片渕俊彦・近藤哲哉
 9.疲労・ストレスと内分泌系変調 中島敏博
 10.疲労と食欲不振 佐々木和男
 11.カルニチンと疲労−脂肪酸代謝異常において絶食は疲労様症状から病態悪化を引き起こす 佐伯武頼・他
 12.感染性疲労と発熱 松村 潔・小林茂夫
 13.過労死と疲労−過労死に至る脳内メカニズム 田中雅彰
 14.慢性ストレスと疲労 木戸敏孝

疲労の客観的評価
 15.単純視覚反応課題による疲労の客観的評価−疲労による反応時間の遅延 尾上浩隆
 16.疲労の定量化法 梶本修身

慢性疲労病態
 17.慢性疲労症候群の病因・病態と診断の手引き 倉恒弘彦
 18.小児型慢性疲労症候群と不登校 三池輝久
 19.慢性疲労症候群の精神医学的側面 岩瀬真生・志水 彰
 20.ヘルペスウイルス感染と慢性疲労 近藤一博
 21.ボルナ病ウイルスと慢性疲労症候群 山下真紀子・他
 22.慢性疲労症候群における 2',5'−オリゴアデニル酸合成酵素活性およびRNA分解酵素Lの異常 生田和史・西連寺 剛
 23.慢性疲労症候群の自己免疫学的側面−自己免疫性疲労症候群との関係 伊藤保彦・福永慶隆

■サイドメモ目次
 半卵円中心
 遺伝子ドーピング
 Photo-optico-neuro-dermal network による生体防御機構
 光酸化
 TGF−β
 システム L−アミノ酸トランスポーター(LAT)
 脳−免疫系連関とストレス・免疫応答
 みどりの香り
 カルニチン欠損JVSマウス
 疲労感の効用
 テトラヒドロビオプテリン(BH4)
 系列行動課題におけるプロセスの自動化
 疲労物質と疲労感
 時計遺伝子と生体リズム
 CFSの診断基準
 潜伏感染・持続感染・潜伏期
 脳内IL-1β
 IFNに依存しない2-5ASも存在する
 Ro/SSAのアイソフォームと新生児ループス