内容紹介
腎臓病の病態生理を理解しながら,最新のエビデンスに基づいた正しい実地臨床を行うのに役立つ構成となる特集号.
目次
腎臓病臨床の現状
急性腎障害(AKI)の診断と治療 堀野太郎・寺田典生
慢性腎臓病(CKD)対策の現況と展望 松尾清一・他
日本における腎臓病の疫学 横山 仁
心腎連関と脳腎連関 平和伸仁
腎生検の方法と基本的な標本の読み方 鶴岡佳代・白井小百合
腎疾患の画像診断の活用と造影剤投与の留意点 陣崎雅弘・他
Critical care nephrology 土井研人
腎臓病各論:診断とエビデンスに基づいた治療
糖尿病性腎症の病態と治療−近年の変化 羽田勝計
高血圧性腎硬化症 伊藤貞嘉
肥満関連腎症 野畑宏信・今井裕一
日本のガイドラインと世界のガイドライン(1):IgA 腎症の治療 富野康日己
日本のガイドラインと世界のガイドライン(2):膜性腎症の治療 西 愼一
日本のガイドラインと世界のガイドライン(3):急速進行性糸球体腎炎の治療 臼井丈一・山縣邦弘
日本のガイドラインと世界のガイドライン(4):腎臓病における血圧管理 田村功一・他
日本のガイドラインと世界のガイドライン(5):腎性貧血の治療 山本裕康
日本のガイドラインと世界のガイドライン(6):CKD.MBD 深川雅史
多発性嚢胞腎の診断と最新の治療 河野春奈・堀江重郎
妊娠と腎−腎疾患患者の妊娠ガイドライン改訂に向けて 川村和子・成田一衛
遺伝性腎炎と先天性ネフローゼ症候群 貝藤裕史・飯島一誠
腎輸送体(チャネル・トランスポーター)の異常による疾患と診断−輸送体機能異常の理解から病態を知る 森 崇寧・内田信一
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS) 服部元史
腎臓病の治療薬の使い方
腎機能低下時に気をつけるべき薬物動態 酒井行直・鶴岡秀一
利尿薬の正しい使い分け 柏原直樹・桑原篤憲
レニン-アンジオテンシン系阻害薬の使い分け 長田太助
尿毒素吸着療法 秋山泰利・阿部高明
腎機能低下時の糖尿病薬の使い方 清水美保・和田隆志
腎疾患における脂質異常症の特徴,臨床的意義と治療に対する考え方 渡辺 毅
ステロイドと免疫抑制薬の正しい使い方と副作用の予防 山田 明
末期腎不全の治療
血液透析の現状と未来 井関邦敏
バスキュラーアクセスの作製と問題への対応 土井盛博・正木崇生
腹膜透析の現状と未来 新田孝作
腎移植における最近の話題−適応拡大と長期生着をめざして 升谷耕介・鶴屋和彦
大規模災害時に慢性透析をいかに維持するか−東日本大震災に学ぶ透析災害対策 政金生人
腎臓病研究の進歩と未来の治療
腎線維化の機序と併存する病態との関連 佐藤有紀・柳田素子
腎の低酸素環境がもたらすエピジェネティックな病態制御機構 三村維真理・田中哲洋
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン研究の進歩 西山 成
Proteostasis と腎臓病 平川陽亮・稲城玲子
慢性腎臓病と慢性炎症 猪阪善隆・楽木宏実
腎再生のあゆみ−腎再生学のこれまでとこれから 勝岡由一・横尾 隆
ナノテクノロジーを用いた超小型ダイアライザーの開発 菅野義彦・三木則尚
酸化ストレスと腎臓病 中山陽介・他
腎障害のバイオマーカーの進歩と展望 森 潔
進化した哺乳類の腎臓 坂井建雄
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