日本医療コンシェルジュ研究所
http://www.jmcl.jp/
医療コンシェルジュは,「患者のエージェント(代理人)として最適医療機関の選定やセカンドオピニオン的なアドバイスを行い,また病院内をガイドする等して待ち時間の短縮や効率的な受診を実現するもの」と,こちらの研究所では規定しています.
当研究所では,医療コンシェルジュを目指す方に教育訓練を実施し,認定(スタンダードコンシェルジュ,エクスパートコンシェルジュ)を行っています(医療コンシェルジュ教育プログラム).すでに,名古屋大学医学部附属病院では医療コンシェルジュを採用し,外来待ち時間の短縮につながったという実績も紹介されています.
医療コンシェルジュだけでなく,日頃の臨床検査技師の業務においても接遇は重要です.接遇の基本を学ぶために,つぎの“サービス接遇検定”が役立ちます.
サービス接遇検定
http://www.kentei.or.jp/hisho.kentei/business/serve/serve.html
(財)実務技能検定協会が実施している認定試験です.1 級,準 1 級,2 級,3 級の試験があります.試験対策用の問題集も販売されています(サービス接遇検定実問題集,早稲田教育出版 http://www.waseda.gr.jp/wasedabooks/frame-service.html).
患者サービス向上のため,臨床検査技師の知識を活かし“医療コンシェルジュ”や“サービス接遇検定”認定を取得して,業務に役立ててはいかがでしょう.
(大阪医大病院 中央検査部 井口 健)
http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
kns006@poh.osaka-med.ac.jp
(Medical Technology2008年2月号掲載:2008年2月1日) |