標準規格には?
日本 HL7 協会
http://www.hl7.jp
医療情報交換のためのテキストデータの標準規格である「HL7」.その規格作成を行っている日本法人のサイトです.HL7 とは何かを学ぶことができ,制定済みの標準規格を参照することも可能です.各種セミナーの案内もあります.
DICOM(The Digital Imaging and Communications in Medicine)
http://medical.nema.org
画像情報の標準規格である DICOM.臨床検査では超音波画像などが関連しています.
医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)
http://www.medis.or.jp
日本での臨床検査項目の標準コードとしては,「臨床検査項目分類コード」(JLAC10)とその拡張型である「臨床検査マスター」(MEDIS-DC)があり,こちらのサイトでは後者の詳細な説明や最新情報を得ることができます.
MFER(医用波形記述規約)
http://ecg2.heart.or.jp
心電図や脳波などの波形情報の標準規格としては「MFER」(medical waveform format encoding rules)があります.こちらのサイトより規格書のダウンロードが可能です.
標準規格はそのまま使えるの?
日本 IHE 協会(IHE-J)(図 1)
http://www.ihe-j.org
標準規格は冗長に作られているため,そのままで使用するにはなかなかむずかしい面もあります.そのような時に役立つのが,実際の業務シナリオに基づく標準規格の適応ガイドラインである IHE(Integrating the Healthcare Enterprise)です.こちらのお勧めは,過去のワークショップや研修会でのスライド資料,初心者の方にもわかりやすい IHE 用語集です.
関連団体・学会
日本画像医療システム工業会(JIRA)
http://www.jira-net.or.jp
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)
http://www.jahis.jp
医療情報標準化推進(HELICS)協議会
http://helics.umin.ac.jp
日本医療情報学会
http://www.jami.jp
国際医療情報学連盟(IMIA)
http://www.imia.org
地域連携など,医療システムの標準化は必須事項です.近い将来を見据えて対応できるよう,今から準備しておきましょう!!
1999 年,木村 聡先生(昭和大横浜市北部病院)により始まった本連載“遊2インターネット”.翌年より私が引き継ぎ,早いもので今年で連載開始から 12 年が経過しました.
当初はインターネット自体がまだ一般的ではありませんでしたが,今や,あって当たり前の状況です.このような社会的な情勢もふまえ,当コラムの役割は十分に果たせたと考えており,今月号をもちまして最終回とさせていただきます.
これまで応援いただきました読者の皆様には大変感謝いたしております.本当にありがとうございました.
(大阪医大病院 中央検査部 井口 健)
http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
kns006@poh.osaka-med.ac.jp
(Medical Technology2010年12月号掲載:2010年12月1日) |