122巻6号 2013年5月25日 p.826-830
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脂質異常症UPDATE2013 | ![]() |
炭水化物摂取とGlycemic Index
立川中央病院附属健康クリニック
田中照二 ![]() |
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はじめに | ![]() |
Glycemic Index(GI)という語は,正式な日本語訳はなく,グライセミックインデックス(ジーアイ)とよぶ術語である.GI のはじまりはカナダのトロント大学におられた学者David Jenkins によりもたらされたものとされている.1981 年に彼とそのグループが発表した論文が最初の報告とされているのが一般的である.筆者が最初にこの語を知ったのは,1992 年にJoslin Diabetes Manual(twelfth edition)の監訳の仕事をする機会を得たときのことである.1918 年にfirst edition を発行以来,再版を続けているBoston のJoslin Diabetes Center の糖尿病食事療法に関する啓蒙書である.ここではGlycemic index については2 頁ほど解説しているだけである.
2 型糖尿病を中心に食事療法を考える場合には,食後の血糖値への影響を第一にすることが当然ではあるが,同時に血中脂質への影響もつねに考慮せねばならない.ことに中性脂肪への影響はきわめて大切である. 本稿では,この面からの考慮を加えて,GI の活用の意義と概要,実施時の注意点について解説したい.……(雑誌本文は続きます) ![]() |
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122巻6号 2013年5月25日
月刊(B5判,228頁) 発行時参考価格 2,700円 注文コード:740820 雑誌コード:09320-05 |
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