122巻6号 2013年5月25日 p.768-774
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脂質異常症UPDATE2013 | ![]() |
脳卒中治療ガイドライン2009
広島大学大学院医歯薬保健学研究院 脳神経内科学
細見直永,松本昌泰 ![]() |
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はじめに | ![]() |
わが国では,2050 年に高齢者人口が35.7%の超高齢化社会を迎えるとされ,心筋梗塞,脳梗塞などのアテローム血栓性疾患が今後さらに激増することが予測されている.わが国の脳卒中(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血)による死亡者は年間約13 万人で,脳卒中罹患者数は272 万人と推定されている.平成23 年人口動態統計において,日本人の死亡原因の第4 位であると記されている.また,脳卒中は寝たきりの最大の原因でもあり,人口構造の高齢化の進行にともない,患者数はますます増加していくと考えられる.厚生労働省班研究によると,脳卒中の患者数は2020 年ごろに最大となり,287 万5 千人に達すると予想されている.脳卒中はいずれの病型であっても,いったん発症すると永続的な後遺症が残存する可能性も高く,また生命予後を短縮することから,その発症予防法を確立していくことがきわめて重要である.
本稿では,まずはじめに脳血管障害の最新の動向についてまとめ,非心原性脳梗塞を中心にその発症・再発予防における脂質異常症の意義について概説する.……(雑誌本文は続きます) |
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122巻6号 2013年5月25日
月刊(B5判,228頁) 発行時参考価格 2,700円 注文コード:740820 雑誌コード:09320-05 |
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