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120巻6号 2012年5月25日 p.689-694
 腸管と免疫・栄養−腸内細菌から疾患を理解する  
腸管IgA産生と腸内細菌
京都大学医学研究科 AK プロジェクト
鈴木敬一朗
キーワード  腸内細菌,IgA,パイエル板,孤立性リンパ濾胞,粘膜固有層
はじめに  
 腸管内腔には1,000 種類以上にも及ぶ腸内細菌が存在し,粘膜上皮を介して生体と密接な相互関係を保っている.腸管関連リンパ組織(gut-associated lymphoid tissues:GALT)は,腸管粘膜上の外来抗原に対する防御を効率的に誘導する組織として注目を集めており,その機能についての研究は近年急速に進められている.なかでも,腸管内腔に分泌されるIgA は生体防御における重要な役割を担っており,腸管内の病原体や毒素,あるいは常在細菌の増殖・侵入を防いでいる.腸管IgA の産生機構は約40 年にわたって研究されており,現在では腸管IgAB 細胞の多くが常在細菌などのさまざまな刺激によってT 細胞依存的にパイエル板(Peyer's patch:PP)内で誘導されることが明らかとなっている.誘導されたIgAB 細胞は,いったんPP を出て循環血液中へと遊走する.その後,接着分子やケモカインレセプターの働きによって腸管の粘膜固有層にホーミングをして,IgA 産生形質細胞へと分化する.上皮を介して腸管内腔へと分泌されたIgA は,腸内細菌などの外来抗原と反応して生体に対する刺激を調節していると考えられる.
 本稿では,腸内細菌の刺激がどのように免疫機能に影響を与えているのか,そして免疫系が腸内細菌の生態系に対してどのような影響を与えているのかについて,分泌IgA に注目して概説したい.……(雑誌本文は続きます)
 腸管と免疫・栄養−腸内細菌から疾患を理解する 腸管IgA産生と腸内細菌 鈴木敬一朗
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腸管と免疫・栄養
120巻6号 2012年5月25日
月刊(B5判,172頁)
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