やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
285巻7号
エムポックス(サル痘)の疫学・感染経路・症状・診療指針

定価 1,540円(本体 1,400円+税10%)
  • 総頁数:70頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2023年5月
  • 注文コード:928507
  • 雑誌コード:20472-5/13

内容紹介

・エムポックス(サル痘)のヒトでの感染例は1970年にコンゴ民主共和国ではじめて報告されている.2022年5月からアフリカから欧米各国へ流行が拡大し,同年7月にはWHOが国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言した.
・エムポックスの流行の背景は天然痘対策の中止,ウイルスの遺伝子的変化,動物との接触,国際的な交通網の発達,感染症への不十分な対策,感染症に対する偏見や差別などのさまざまな要因が密接に関わりあっている.
・本特集では,過去の知識から現在流行中の疾患の特徴までを理解しやすいように,ウイルス,疫学,診断,治療,予防の観点から国内でエムポックスの流行対応に第一線で活躍されている先生方にご執筆をいただく.

目次

特集 エムポックス(サル痘)の疫学・感染経路・症状・診療指針
 はじめに(氏家無限)
 エムポックスウイルスの特性と今後のリスク(西條政幸)
 国内外のエムポックスの流行と対策(太田雅之・齋藤智也)
 エムポックスの臨床症状と診断方法─2023年1月現在(石金正裕)
 エムポックスの治療(森岡慎一郎)
 エムポックスの予防(氏家無限)
 エムポックスのリスク低減の自己決定を支援するコミュニケーション(山本朋範)

連載
医療DX─進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(17)
 ウェアラブルデバイスで生活を見守る医療(木村雄弘)

救急で出会ったこんな症例─マイナーエマージェンシー対応のススメ(7)
 指輪が抜けない!─軽いトラブルから重症絞扼例まで(米川 力)

TOPICS
 糖尿病・内分泌代謝学 ポリオール経路の生理機能(佐野浩子)
 免疫学 遠隔炎症ゲートウェイ反射の発見(石井明日香・他)

FORUM
 医療MaaS─医療と移動の押韻(8)(最終回) 不幸 is 非効率?(横山優二)

 次号の特集予告