医学のあゆみ
200巻9号
不整脈研究の新しい潮流
- 総頁数:130頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2002年3月
- 注文コード:920009
- 雑誌コード:20471-3/2
目次
はじめに 平岡昌和
■不整脈の基礎に関する新展開
1.Kチャネルと受容体
−多様な生理的制御メカニズムにおける新知見 石井 優・倉智嘉久
2.心筋Naチャネル病の分子基盤 蒔田直昌
3.二次性QT延長症候群と遺伝子異常 堀江 稔
4.不整脈発生に及ぼす微細構造変化の効果 藤木 明・井上 博
■不整脈診断の進歩
5.心磁図による不整脈診断
−心房細動の電気生理学的・解剖学的substrate 山田さつき・山口 巖
6.Microvolt T wave alternansの解釈と臨床的意義 丹野 郁・小林洋一
7.Electro −anatomical mapping (CARTO system)によるリエントリー回路の同定
−CARTO systemの有用性と限界 須山和弘・鎌倉史郎
8.バスケットカテーテルマッピングシステムとその応用
−通常法とQMSマッピングシステム 青沼和隆・平岡昌和
■心房細動をめぐる諸問題
9.心房細動におけるイオンチャネルのリモデリング
−心房細動にみられるさまざまなイオンチャネルのリモデリングの機序と病態生理学的意義 岩崎雄樹・山下武志
10.臨床における心房細動のリモデリングと薬物によるその修飾 熊谷浩一郎
11.薬物+アブレーションによる心房細動に対するハイブリッド療法 平尾見三
12.異所性心房細動のカテーテルアブレーションをめぐる諸問題
−肺静脈隔離アブレーション法の有効性とその限界 山根禎一
■不整脈の臨床と治療法に関する新しい展開
13.カテコールアミン誘発性多形性心室頻拍 住友直方
14.特発性心室頻拍に対するカテーテルアブレーション 土谷 健・奥村 謙
15.わが国におけるBrugada症候群の特徴・治療法と予後 新 博次
16.Brugada症候群とは異なる病型を示す特発性心室細動の臨床像 櫻田春水
17.Kチャネル遮断薬の致死的不整脈に対する有用性
−あらたに導入されたnifekalantを中心に 杉 薫
18.致死性不整脈に対する薬物療法と植込み型除細動器の選択
−海外とわが国での使用成績の比較 相庭武司・栗田隆志
19.心不全に対する両心室ペーシング
−その有用性,適応,問題点 松田直樹・笠貫 宏
20.遺伝子導入による心筋電気特性の制御
−不整脈の遺伝子治療は可能か 李 鐘国・児玉逸雄
21.不整脈治療におけるupstream approachとその意義 中谷晴昭
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