より健康で,より質の高い長寿社会の創造のために,歯科衛生士は何をすればよいのか―.
教育制度や関係法規の改正を踏まえ,進展する高齢社会のなかで歯科衛生士が行う歯科介護の背景,理論,実践手法を掘り下げて解説.8年ぶりの全面改訂!
内容紹介
●絶大な評価を得て多く活用されてきました「はじめて学ぶ歯科口腔介護 第2版」の実績をベースに全面改訂,改題した第3版.
●前版刊行以降の介護保険法,医療保険法の改定を踏まえて内容を見直しており,現行制度下での「訪問歯科衛生指導」や「居宅療養管理指導」,「口腔機能維持管理」などにおける実施計画作成時の検討指針,あるいは実施時の手引き書として最適です.
●歯科介護計画の作成,それに基づく適切な実践のために必要な実施手順・方法をわかりやすく解説しています.
●健康増進法や健康日本21の第二次改正を踏まえ,ライフステージを通じた介護予防の重要性を解説します.
●「IV編 歯科介護の実際―ケアマネジメント手法の活用―」の要点をまとめた「歯科介護ハンドブック」付き.
目次
II編 歯科介護に必要な歯科基礎医学
III編 歯科介護に必要な老化と障害の知識
IV編 歯科介護の実際−ケアマネジメント手法の活用−
V編 歯科介護の実践に役立つ知識
VI編 これからの歯科介護教育
VII編 歯科介護予防につながる新たな教育
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
新井俊二【あらいしゅんじ】
1953年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1953年 札幌医科大学口腔外科学教室助手
1960年 札幌医科大学口腔外科学教室助教授
1964年 医療法人仁友会日之出歯科診療所副院長
1976年 医療法人仁友会日之出歯科診療所院長
1984年 医療法人仁友会理事長
1994年 医療法人仁友会高齢者歯科保健介護研究所所長
1996年 明倫短期大学教授
2003年 明倫短期大学名誉教授
【編集者略歴】
本間和代【ほんまかずよ】
1967年 歯友会歯科衛生士養成所卒業
1967年 歯友歯科高等専修学校歯科衛生士科助手
1972年 歯友歯科高等専修学校歯科衛生士科専任教員
1997年 明倫短期大学講師
1999年 明倫短期大学助教授
2006年 明倫短期大学教授
新井直也【あらいなおや】
1989年 北海道大学歯学部卒業
1993年 東京医科歯科大学大学院修了
1994年 東京医科歯科大学第一口腔外科医員
1996年 日本学術振興会特別研究員
1997年 カロリンスカ研究所ポスドク
2000年 東京医科歯科大学大学院顎顔面外科助手
2003年 エアランゲン大学顎口腔顔面外科留学
2008年 富山大学大学院医学薬学研究部歯科口腔外科学講座准教授
江川広子【えがわひろこ】
1972年 歯友歯科高等専修学校卒業
1977年 歯友会歯科技術専門学校専任教員
1989年 歯友会歯科技術専門学校歯科衛生士科科長
1999年 明倫短期大学講師
2005年 新潟大学歯学部口腔生命福祉学科非常勤講師
2008年 新潟大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了
明倫短期大学准教授