エンドの再治療・再々治療をなくすために―
歯内療法の診断・治療能力をアップするビジュアル臨床ガイド
内容紹介
■エンドの4例に1例は再治療に!?
歯冠修復・補綴の“基礎工事”である根管処置の繰り返しは,歯科治療の成否に大きな影響を及ぼすとともに,患者からの信頼にもかかわる大きな問題となっています.しかしながら,“エンド難症例”の原因は解剖学・病理学的問題,細菌学・免疫学的問題,治療手技に起因する問題などを背景としたものまでさまざまであり,従来,明確に整理されていませんでした.
■難症例化のメカニズムを整理・分析し,望ましい臨床対応も提示
本別冊では,エンド難症例のさまざまな様相を丁寧に取り上げ,それぞれがどのようなメカニズムにより生じるのかを,最新の研究成果を踏まえつつ整理・分析し,求められる診断と治療のプロトコルを提示することを試みました.第一線の研究者と臨床医が手を携えながら,難症例化の原因を確実に把握し,適切な臨床対応を行うためのエッセンスをまとめています.熟練の専門医による臨床例も多数掲載し,ビジュアルにエンドの臨床が理解できる一冊となっています.
■最新治療機器の情報も充実.エンドに関する最新トピックも網羅しました
革新の続く診断・治療機器や器材についても,その背景や実践症例を基に有益性を紹介.エンドと全身疾患,薬剤応用の実際など,臨床家として知りたい情報も網羅しています.明日からのエンドの臨床が変わります!
目次
Chapter2 エンド難症例の原因分析と対応
Chapter3 難症例をつくらないエンド治療
Chapter4 エンド治療の最前線
Chapter5 エンド治療に関連するトピック