歯科治療における麻酔に関する基礎知識から,歯内・歯周・小児・外科・高齢者など,日常臨床に必要な分野を網羅した,すべての臨床家にとって必要とされる「疼痛との闘い」に役立つ1冊
内容紹介
本書のねらい(序文より)
・周術期perioperative period,もしくは周治療期peritreatment periodともいうべき歯科治療期間中の痛みとは,歯を削ったり抜歯したりという治療行為に伴う痛みだけでなく,術前から存在する痛み,さらに治療後の痛みまで,患者が経験する一連の痛みとして考える必要があります.
・これまで,局所麻酔に関する解説や,慢性痛の診断・治療に関する優れた書籍は出版されていますが,治療から術後までの “歯科周術期・周治療期”における疼痛管理を横断的に解説したものはありません.
・歯科周術期における患者が経験する痛みについて,丁寧に向き合う必要があるのではないかと考えて企画いたしました.