内容紹介
肥満における臨床から基礎研究まで,おさえておきたい最新情報を50項目超にわたって網羅的に解説!
目次
臨床
肥満症・メタボリックシンドロームの診断基準 長尾博文・西澤 均
メタボリックシンドロームにおけるウエスト周囲長の基準 高原充佳
特定健診・特定保健指導−到達点と今後の方向性 津下一代
小児肥満の予防と治療−最近のトピックスとその科学的基盤 岡田知雄
高齢者の肥満 田中喜代次・他
腹部肥満による心血管危険因子集積に対する加齢の影響 岩田 実
内臓脂肪の測定法 中村 正
肥満の疫学 松下由実
【肥満の合併症】
肥満と癌 春日雅人
肥満症と睡眠呼吸障害 山岡正弥・船橋 徹
肥満症と認知症 小川純人
肥満と整形外科疾患 増田裕也・中川 匠
サルコペニアおよびサルコペニア肥満の定義とコンセンサス 石井好二郎
【治療】
肥満症治療における行動療法のポイント 加隈哲也
減量手術による糖尿病改善のメカニズム 山本 寛・谷 徹
外科治療における内科的診断・治療の重要性 北原 綾・他
新しい肥満症治療薬 宮崎 滋
糖質制限食 山田 悟
【トランスレーショナルリサーチ】
脂肪萎縮症とレプチン治療 海老原 健
脂肪組織幹細胞の臨床応用 丸山彰一・他
基礎研究
【アディポネクチン】
アディポネクチン 前田法一・下村伊一郎
アディポネクチンの作用機構とアディポネクチン受容体アゴニスト 山内敏正・門脇 孝
C1q/TNF-related protein ファミリー(アディポネクチンパラログ)−CTRP ファミリー蛋白質の機能と制御 大橋浩二・大内乗有
【炎症と肥満】
脂肪組織の炎症と線維化 田中 都・他
脂肪組織と酸化ストレス 福原淳範・他
脂肪組織マクロファージと低酸素 薄井 勲・戸邉一之
脂肪細胞におけるインスリンシグナルとその作用−遺伝子改変マウスより得られた知見 細岡哲也・小川 渉
脂肪組織の血管新生と肥満病態 門松 毅・尾池雄一
【中枢と末梢の臓器間ネットワーク】
視床下部と骨格筋におけるAMPK の代謝調節作用 箕越靖彦
グレリン,グルカゴン様ペプチド1 と迷走神経 十枝内厚次・他
自律神経を介した臓器間ネットワーク 山田哲也
摂食調節機構と神経ペプチド 中田正範・矢田俊彦
【エピゲノムと脂肪細胞】
エピゲノムと脂肪細胞 酒井寿郎・稲垣 毅
エピゲノムと肥満症 脇 裕典・他
【前駆脂肪細胞,褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞】
脂肪細胞のprogenitor 松本佐保姫・真鍋一郎
ヒトの褐色脂肪組織 斉藤昌之・松下真美
褐色脂肪細胞およびベージュ脂肪細胞の由来 大野晴也・梶村真吾
ヒト多能性幹細胞からの褐色脂肪細胞の作製 佐伯久美子
褐色脂肪細胞の増殖とその生理的意義 岡松優子・深野圭伍
【脂肪細胞のKey Molecules】
アクアポリン−脂肪細胞グリセロールチャネル分子・アクアポリンアディポース(AQPap/7) 岸田 堅
FGF21 田中智洋
NAD とその関連代謝物による生活習慣病の制御 中川 崇
Nesfatin 森 昌朋・岡田秀一
マクロファージ由来蛋白質AIM 新井郷子・宮崎 徹
Vaspin 中司敦子・和田 淳
【抗肥満作用を有する食品成分】
トマト由来オキソ脂肪酸 毛利晋輔・河田照雄
γ−オリザノール−多彩な代謝改善効果と新たな作用点が明らかになった玄米由来有効成分 小塚智沙代・益崎裕章
カプシノイド 米代武司・斉藤昌之
【脂肪組織の解析に必要な技術】
生体分子イメージングでみる脂肪組織炎症の発生過程−手法論を含めて 西村 智
フローサイトメトリー 藤坂志帆
脂肪細胞特異的Cre トランスジェニックマウス 江口 潤
【Emerging concept】
DOHaD 仮説とエピゲノム医療の可能性 橋本貢士・小川佳宏
報酬系とレプチン 孫 徹
異所性脂肪と心臓脂肪−生活習慣病のあらたな病態 島袋充生
肥満と腸内細菌 大谷直子
サイドメモ目次
高度肥満症に対する減量手術の適応
超過体重減少率
Nrf2 経路
ANGPTL ファミリー
AMPK の構造
レプチン
褐色脂肪組織(BAT)
ベージュ脂肪細胞の機能
Barker 仮説
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