やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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臨床栄養
141巻7号
体組成評価の最前線 ―歴史的変遷と意義,栄養管理への臨床応用

定価 1,870円(本体 1,700円+税10%)
  • 総頁数:128頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2022年12月
  • 注文コード:061417
  • 雑誌コード:09319-12

内容紹介

≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています.

≪特集テーマの紹介≫
●いま栄養評価において,BMIや体重ではなく,「体組成」評価の重要性が注目を集めています.
●ヒトの構成要素を分子レベルでみると,水分65%,蛋白質20%,脂質12%,その他3%となっており,だからこそ栄養療法でもっとも重要視されるのは水分管理ですが,そのうえで体蛋白質を保持することは栄養管理の中心となるテーマであり,骨格筋や内臓蛋白を喪失することによるサルコペニアや臓器障害等の臨床的ダメージは計り知れないものがあります.
●また最近の研究では,骨格筋量はBMIより有用な死亡予測因子であるとされており,BMIや身体測定の限界と,体組成分析の有用性が指摘されはじめています.
●本特集では,「体組成評価の最前線」と題して,本領域における臨床や研究の第一線で活躍する執筆陣により,体組成評価の歴史的変遷と意義,栄養管理への臨床応用について詳しく解説している.

目次

特集 体組成評価の最前線―歴史的変遷と意義,栄養管理への臨床応用
 特集にあたって 吉村芳弘
 体組成分析の歴史的変遷と評価法 吉村芳弘
 骨格筋評価の3つの指標 山田 実
 メタボリック症候群と体組成 杉本 研
 フレイル・サルコペニアと体組成 真田樹義
 骨粗鬆症,サルコペニア,オステオサルコペニアの疫学─地域住民コホートROADスタディから 吉村典子
 悪液質診療における体組成評価の意義 森 直治
 急性期病院における体組成評価 宮澤 靖
 リハビリテーション診療における体組成評価 井上達朗

巻頭カラー
 サカナももっている免疫系―進化的側面と養殖現場での応用 田角聡志

活動レポート 栄養ケア・ステーション
 ななクラブ 認定栄養ケア・ステーション 水野和代

スポット
 脳の健康管理指標BHQ 根本清貴
 訪問介護における栄養・嚥下状態 田中春日・他

ズームアップ
 メニエール病に対する水分摂取療法(Hydration Therapy)のメカニズムと有用性 長沼英明

連載
Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(3)
 私にも書ける? 症例報告の書き方 園井みか・他

宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
 CASE 12 敗血症 宮島 功

ビタミン栄養学UPDATE―新たな臨床的意義の確立に向けて(12)〈最終回〉
 ビタミンの臨床栄養学と今後の展望 田中 清・他

Medical Nutritionist養成講座(60)
 経腸栄養投与経路の管理(4)―新しい接続部:ENFitの管理 井上善文

『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(44)
 し好飲料類3 渡邊智子

ORIGAMI ART―食に活かすおりがみ/食の教養
 カリフラワー 西田良子・上田浩史

こんだてじまん
 じまんの一品料理 つくね田楽
 JA秋田厚生連 雄勝中央病院 石山 香

News & Information
 日本栄養士会医療職域 第36回臨床栄養学術セミナー・オンライン報告 石岡拓得
 自治体病院 市立千歳市民病院栄養管理科の取り組み 安永 類
 精神科病院 全国精神科栄養士協会 第17回NNPセミナー開催のご案内 福吉大輔
 厚生労働省・消費者庁 第1回「標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するWG」の開催について・他
 おしらせ 女子栄養大学香友会主催 令和4年度 第4回専門家講座・他

 REMARKS-編集委員のひとこと
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