血栓・塞栓症の病態・検査・治療
35巻13号 2007年12月20日 p.1363-1370
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はじめに | ![]() |
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近年,心筋梗塞・脳血栓症をはじめとする血栓症が死因の上位を占めるようになり,とくに若年者の血栓症の頻度が増加するにつれ,血栓性素因に対する診断の重要性が認識されつつある.
血栓には動脈血栓と静脈血栓とがあり,一般に,動脈血栓は「メタボリック症候群」に代表されるように,糖尿病や高脂血症などによる血管の動脈硬化性病変の進展により血小板関連の血栓症が発症するといわれている.一方,静脈血栓は「エコノミー症候群」に代表されるように,飛行機の中や地震災害などで,狭い場所で同一姿勢をとることにより身体の伸展不足が起こり,さらにトイレを我慢することにより血液の濃縮も加わり,血流の停滞や凝固活性が亢進し発症するといわれている.……(雑誌本文は続きます) |
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35巻13号 2007年12月20日
月刊(B5判,192頁) 発行時参考価格 4,200円 注文コード:296030 雑誌コード:08608-12 |
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