内容紹介
●超音波機器の進歩により,大動脈,腎動脈,末梢動脈を超音波で観察することが,容易となってきた.瘤はその存在のみならず形態や血流動態まで,また,狭窄性疾患については,その病変部位や末梢への影響までも超音波で評価することができる.治療を必要とする有意狭窄についても,形態と血流動態の両面から評価が可能である.
●本書は,末梢動脈疾患の超音波検査に必要な主な疾患の病態生理や解剖,検査法の選択や特徴など,基本的知識から検査の実際までを鮮明な画像を掲載して詳解し,臨床に必須な動脈エコー検査習得についてのコツを具体的に解説している.
●検査法の解説では,腹部大動脈,腎動脈,下肢大動脈における超音波検査の進め方について,臨床に有用な情報をいかに提供していくか,わが国の血管エコー検査の第一人者の方々に,そのテクニックを披露していただいた
目次
1 主な末梢動脈疾患と病態生理 宮田哲郎
2 TASCおよびACC/AHAのPADガイドラインの概要と臨床への応用 吉牟田 剛・松尾 汎
3 今日の末梢動脈疾患におけるIVRと超音波の活用 井上正義・丸上永晃・平井都始子・伊藤博文・東浦 渉 ・阪口昇二・吉川公彦
4 今日の末梢血管外科の動向 東 信良
5 超音波検査に必要な末梢動脈の解剖 三井信介
6 末梢血管超音波装置の設定とアーチファクトなど 小谷敦志
7 末梢動脈超音波検査の実際
8 超音波以外の末梢血管画像診断 田中良一・吉岡邦浩
9 血管超音波検査のレポート
書評
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書評:増田 喜一先生 (『Medical Technology』2009年4月号掲載 PDFファイル:約134KB)電子版の購入
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