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132巻2号 2018年2月1日 p.150-155
特集 便秘症−古くて新しいcommon disease  
便秘症の疫学
島根大学医学部 内科学講座第二
三代 剛,木下芳一
キーワード  便秘,慢性便秘症診療ガイドライン,便秘型過敏性腸症候群,疫学,食物繊維
はじめに  
 食の欧米化が進んでいない純粋な日本食を食べていた時代には,便秘といった概念は現代に比べてかなり希薄であったと思われる.しかし江戸時代中期に出版され,後に古典落語の原話にもなった『夏の医者』という演目では,隣村で倒れた農夫を助けに向かった医者が道中でウワバミ(大蛇)に呑まれてしまう場面が登場する.ここで思案した医者はウワバミの胃袋へ向けて,薬箱から取り出した下剤(大黄)を振り撒き,尻から無事に脱出したというあらすじが描かれているのである.このことは,江戸時代においても便秘といった疾患が存在しており,下剤を日常から使用していたことがうかがわれる.
 排便習慣には個人差も大きく,便秘を自覚する感覚にも個人差があるため,便秘の明確な定義はむずかしく,わが国だけで用いられガラパゴス化していた便秘の分類を国際基準に照らして変更した『慢性便秘症診療ガイドライン2017』が,2017 年10 月に日本消化器病学会関連研究会(慢性便秘の診断・治療研究会)より刊行された.このなかで,医学的に便秘とは,「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されている.
 本稿では,主に成人および小児における便秘症の疫学とその特徴について述べる.……(雑誌本文は続きます)
特集 便秘症−古くて新しいcommon disease 便秘症の疫学 三代剛,木下芳一
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便秘症
132巻2号 2018年2月1日
月刊(B5判,128頁)
発行時参考価格 1,600円
注文コード:061322
雑誌コード:09319-02
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