医学のあゆみ
275巻4号
ポリファーマシー −解消に向けた取り組み
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2020年10月
- 注文コード:927504
- 雑誌コード:20474-10/24
内容紹介
・ポリファーマシー(polypharmacy)の背景にあるのは多病(multimorbidity)と複数医療機関・診療科の利用,つまり疾患ごとの専門医受診である.
・したがって,単純な薬減らしの話ではなく,総合的な視点から病状と生活機能を評価し,関係職種が協働して取り組まなければならない.
・本特集では,厚生労働省による“高齢者の医薬品適正使用の指針”でも取り上げられた病期や療養環境別の考え方,連携のモデルやツールをテーマにしたポリファーマシー解消に向けた最新の取り組みを紹介する.
目次
はじめに 秋下雅弘
ポリファーマシーの課題と対策−Overview 小島太郎
急性期病院での取り組み−処方適正化チームの役割 溝神文博
急性期・回復期・慢性期病院での取り組み−急性期ケアミックス型病院でのポリファーマシー対策 仲井培雄
在宅医療からはじめるポリファーマシー対策 山口 潔
病診薬連携によるポリファーマシー対策 末松文博
ブラウンバッグ運動を活用した薬局薬剤師のポリファーマシー対応 金澤幸江
ICTを利用したポリファーマシー対策−うすき石仏ねっとの成果 舛友一洋
ポリファーマシーとその解消に向けた取り組みの医療経済的側面 浜田将太
連載
再生医療はどこまで進んだか(17)
間葉系幹細胞投与による肝線維化改善,再生誘導効果−基礎研究成果の臨床応用 寺井崇二・土屋淳紀
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学(10)
神経免疫学 内田萌菜・村上正晃
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用(6)
セミから学ぶ抗菌・殺菌材料 伊藤 健
TOPICS
神経精神医学 てんかんと認知症 吉野相英
神経内科学 パーキンソン病の代謝産物バイオマーカー 斉木臣二
癌・腫瘍学 自律神経ががん組織に分布し,がん進展に影響することを発見−がん神経医療をめざして 神谷厚範
FORUM
天才の精神分析−病跡学(パトグラフィ)への誘い(5) 夏目漱石III−非合理的な存在としての人間 高橋正雄
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