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自律神経による調節とその破綻11月第1土曜特集
243巻5号 2012年11月3日 p.425-431
第1土曜特集 自律神経による調節とその破綻 宇宙から帰還後の起立性低血圧――前庭系の関与? 森田啓之・安部力
サマリー   前庭系は重力の感知器官として眼球運動や姿勢制御に関与しているのみならず,重力(の大きさあるいは方向)変化時の血圧調節にも重要な役割を果たしている.臥位から立位に姿勢変換すると,重力方向が変化し,長軸方向の静水圧差が増加して血液が下方にシフトし,静脈灌流量と心拍出量が減少して血圧が低下する.同時に,この重力方向の変化により前庭系が刺激されて反射性に交感神経活動が増加し(前庭-交感神経反射),血圧が上昇する(前庭-心血管反射).しかし,前庭系を介する血圧調節系は血圧変化に基づいた血圧調節ではなく,重力変化に基づいた血圧調節であるため,制御誤差が生じる.この制御誤差はnegative feedback調節系である圧受容器反射により補正される.このように,前庭系と圧受容器反射は協働して姿勢変換時の血圧維持にかかわっている.しかし,前庭系は可塑性の強い器官であり,前庭系への日々の入力が低下するような環境下では前庭-心血管反射の調節力が低下する.このことが高齢者や,微小重力環境から帰還後の宇宙飛行士にみられる起立性低血圧に関与している可能性がある.
キーワード  前庭-交感神経反射,前庭-心血管反射,圧受容器反射,起立性低血圧,重力,前庭系の可塑的変化
第1土曜特集 自律神経による調節とその破綻 宇宙から帰還後の起立性低血圧――前庭系の関与? 森田啓之・安部力
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自律神経による調節とその破綻
243巻5号 2012年11月3日
週刊(B5判,100頁)
発行時参考価格 2,200円
注文コード:924305
雑誌コード:20471-11/3
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