精神医学と法が密接に交錯する最前線.司法精神医学のエキスパートが贈る全18編.
内容紹介
●司法精神医学と聞くと,刑事責任能力鑑定を思い浮かべる人が多いだろう.精神科医は精神鑑定書の作成や法廷での証言という重責を担う.裁判員制度や医療観察制度の実施に伴って,数少ない認定鑑定医が果たすべき役割は急速に拡大した.
●さらに,規制薬物の使用,高齢ドライバーによる事故の増加,子・配偶者・高齢者への虐待など多様な社会的課題が浮上している.こうした課題の解決にあたり,法制度と精神医学の接点はますます広がり続けている.
●本書では,法が関わる諸課題に対峙する第一線の専門家が,その知見と経験を共有する.
目次
2 法的処遇の分岐点における精神科医の関わり
3 精神鑑定の基礎知識
4 裁判員制度における精神科医の役割
5 わが国における矯正精神医療の位置づけと役割
6 医療観察法における入院処遇
7 医療観察法医療の現状と課題─通院処遇
8 医療観察法による手続きの始まりと精神鑑定
9 司法精神医学と法律─刑事司法の視点から
10 成年後見制度における精神鑑定の実際と意義
11 薬物規制法と地域精神保健福祉的支援─司法と地域を結ぶ架け橋「Voice Bridges Project」の試み
12 道路交通法と精神障害
13 児童虐待・いじめなどの小児期逆境体験と法律
14 ドメスティック・バイオレンスと精神医療
15 高齢者虐待の実態と課題─なぜ虐待が起こるのか
16 精神科医と法曹関係者との対話と協働
17 犯罪被害者支援の現状と課題
18 認定鑑定医制度と人材育成
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平林直次 編
